現役教師が小学生の子ども達に毎日送るハッピー黒板

2013年2月〜2014年2月 世界の孤児院や学校を周りながら世界一周。 その後 講演家として1年間で50回、のべ4000人に向けて想いを伝えていました。 その傍ら「夢塾」という塾を立ち上げ 1年間で6校開校。 そんな現役教師が小学生の子ども達に 毎日送るハッピー黒板

【宿題を楽しくする面白い宿題。「勉強はつまらない」という当たり前を無くす試み】


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教員をしていて

本気で「勉強が嫌いな人が本当に多いな」と感じています。

 


何かのチャレンジをして成功すると
【宿題無し】がご褒美になるのが私はどうしても腑に落ちない。

宿題が少なくなるとよろこぶ子どもたちを見ると悲しくなる。


その度に思います。

これが将来「仕事」と名前が変わり、人生楽しくないという大人が出来上がってしまうのかな。
そう思うと、いてもたってもいられなくなります。
なんとか勉強を楽しめるように、勉強は楽しいものだということを感じさせてあげたい。


たくさん本を読んで
たくさん調べて
たくさん考えます。


たくさん調べれば調べるほど

こんな内容を知ることになりました。

 

【宿題の量と学力の相関関係はない】
以下インターネットより転記です。


宿題によって得られる利益は年齢に依存しており、特に小学生の年齢の子どもが宿題をどれだけやっても成績が向上するという証拠は見つかっていません。中学生でも宿題が成績を向上させる「良い影響」を得ることはほとんどなく、高校生になってようやく宿題で学術的な利益を得られるようになります。ただし、1日2時間が限度で、それ以上宿題に時間をかけると利益は減少していくとのことです。

学力上位の国であるフィンランドや韓国では、宿題に費やす時間は週に3時間以下。

フィンランドでは夏休みの宿題もない。

 


この記事にたどり着いた時

私の心に引っかかっていたことがスッと取れた気がしました。


【勉強を嫌いさせているのは、宿題だ】


学校で勉強をして、家でも勉強。
やりたいことがやらなきゃいけないことで埋まっていく原理。

それが続けば嫌いになりますね。

 


しかし。

 

「じゃあ、うちのクラスだけ宿題なくそう!」


そんな簡単にいくわけがありません。

 

たくさんの本の中にもあったのですが

「家に帰ってからの時間を、宿題の時間に当てるより、お手伝いやボランティアや社会経験、家族との時間などに当てる方がよっぽど有意義だ」と書かれてあります。

また、宿題をしない代わりになる「プルーブ・イット・プラス」(生徒は年齢ごとに設定された英語、フランス語、数学、絵画や演劇、ボランティア、プログラミングなどの課題を、自ら選択して取り組む制度)が整っているわけでもない。

 


たぶん、【勉強が嫌だ】マインドを刷り込まれている子どもたちにとって


【宿題無し】とは【ラクができる】というのと同意であり

【何かにチャレンジする】【いろんな経験をする】ところまでは、現段階ではいかないと思います。


ここからは私が考えた結論です。

そもそも宿題とは【学力向上】という側面だけではなく
「自分のコントロール下における時間の中で時間を有効に使う勉強をする」という側面も持ち合わせていると思います。


どれくらい宿題の時間を使い
遊びの時間を作るか。
いつ宿題をやり、いつ自分の趣味に時間を当てるか。


そんなタイムマネジメント的な要素も入っている。

また、「苦手な事をいかに楽しめるように工夫するか」というマインドを作るには
「勉強嫌い」と思う子だからこそ、宿題はうってつけの道具です。

 

だからこそ、少しでも楽しめる宿題を。

常に考え、子どもに新しい宿題の仕方や、宿題内容を提供しています。

 

ここからが今回の黒板の内容です。

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今まで
毎日毎日無意味に「漢字」「算数問題」ばかりを出してきました。

それで漢字テストやって成績が上がるかと言ったらそうでもない。


だったら、将来にもう少し役立つ宿題を出そう!
と考えました。


それが【おなやみ相談会社】という宿題です。

 

 

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簡単に説明しますと

子どもたちは、それぞれ個人でお悩み相談会社の社長さんを経営しています。(そのような設定です。)

 

その会社に、毎回悩みを持った人から手紙が届きます。

社長である子どもたちは、その悩みをもった人に向けて、解決策や相談内容に応じた返信を書きます。

 

 

これが宿題です。

 


そして、その相談者によってポイントがつけられ(もちろんそれは私が付けますが笑)

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ベストアンサーに選ばれた5名は
教室に掲示されます。

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また、ポイントによって会社が成長し、成長に応じて相談内容がレベルアップする仕組みになっています。

 

写真を見ていただければわかりますが
「勉強嫌いな子どもをもつお母さん」や
「忘れんぼうのサンタさん」や
「めんどくさがりやなくまさん」
「人前が苦手なお笑い芸人」など様々な相談内容が寄せられます。

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この宿題、かなりヒットです。
宿題をいつも適当にやってくる子が「この宿題楽しい!毎日出して」と言ってくるようになりました。

 


子どもたちはみんな「この悩み分かる!」と共感しながら、解決策を考え、相手のことを思って手紙にしています。
今、二学期終了時点で5通の手紙を子供たちは書きました。

その内容の成長ぶりがすごいです。

これが、この先どのような影響を及ぼすかはわかりません。
しかし、これからも、ただただ「宿題は出すものだから」という当たり前に疑問を持ち

子供たちとともに成長できる大人でありたいと思います。

 

 

 

宿題を楽しむための「方法」を子どもたちに宿題として出した時の記事はこちら。

 

www.nino2no.com