クラスで決めた「級訓」は黒板前に額にいれて掲示する。
普通は全員描いた級訓の中で、一番上手な子のポスターをみんなで選んで掲示をする。
僕も最初はそのつもりでした。
しかし、子どもたちはさらに僕の考えの上をいっていた。
「みんなで決めた級訓なのに、一人の子の作品が1年間飾られるのはおかしい!」
ある子が言いました。
「そうだよね!せっかくみんなで考えて決めたんだから、みんなの作品を飾りたい!」
それを聞いたとき「確かに!!」と素直に思ってしまいました。
みんなで考えたのに、飾られるのは1人だけ。
そうじゃなくて、みんなの想いがいっぱい詰まっている級訓だからこそ、全員が関わって作りたいと思っている子どもたち。
感動しました。
大人の「こうあるべきだ」「これが普通だ」にとらわれて
子どもの「可能性」「優しさ」「すばらしさ」を潰してしまうところでした。
気付かせてくれた子どもたちに感謝です。
結局、みんなで1枚の絵を作ろうという案がでましたが、授業時間の関係や、方法でもめて無くなり
それぞれ作った作品を日替わりで掲示する案に代わりましたが、学年会で却下。(毎日代えると額を落とすと危険。クラスによって差が出てしまうのはよろしくないとの意見により・・・)
結果、各子どもたちの絵をスキャンし、1枚のポスターに載せることになりました。
さらに、2学期からは、希望する子だけの級訓ポスターは額に入れずに、日替わりカレンダーとして、教室の後ろに掲示していくことにしました。
最初思い描いていた級訓ポスターにはならなかったけれど、子どもたちは、「みんなで作った級訓はみんなのもの」という気持ちを大切にしてくれています。
級訓通りの「ダイヤモンド」みたいなクラスになるのは、時間の問題ですね☆
大人の僕が、「こうあるべきだ」「これが普通だ」にとらわれないで
子どもの「可能性」「優しさ」「すばらしさ」を信じていこうとおもいます。
facebookでもリアルタイムで更新中☆
https://www.facebook.com/tsukasa.ninomiya
公式facebookページはこちら
