私の学校では、宿題や総合の時間に新聞の切り抜きをやっています。
自分が気に入った記事を読んでその感想や考えた事などをまとめるというものなんですが、
子どもが書いた記事の中で、
私もよく気をつけていることの記事があったので黒板でも紹介しました。
これは、特に大人の方。
親や教員といった私たちの子どもに関わる大人が気をつけるべきだと思っています。
子どもに使ってはいけない言葉それは
【なんで】です。
知的好奇心をくすぐるような『なんで?』はいいと思います。
しかし、私たちはよくマイナスな意味、特に相手を責める時にこの
『なんで?』を使ってはいないでしょうか。
『なんで宿題をわすれるんだ!』
『なんでそんなことするの!』
『なんで勉強をやらないの!』
その『なんで?』を問いかけられた子どもは何を始めると思いますか?
答えは【言い訳】です。
この「なんで?」の後ろには必ずマイナスな意味が存在します。
『なんで宿題を忘れるんだ!(宿題はしっかりと出しなさい!)』
『なんでそんなことするの!(そんなことしちゃダメでしょ!)』
『なんで勉強をやらないの!(勉強しなさい!)』
そのマイナスを受け入れたくない子は周りのせいにして言い訳を始めます。
『だって、時間がなかったんだもん』
『だって◯◯君が先にやってきたもん』
『あとでやろうと思ってたのに』
また、それが自分のせいだと自分を責めてしまう子どももいます。
そのどちらにも幸せは待っていません。
では、どうしたらいいのでしょうか?それは『なんで』の代わりに
『本当はどうしたかったの?』
『どうすればよかったかな?』
『どうしたらいいかな?』
を使う事です。
どんな子も好きで失敗しているわけではありません。
誰もが失敗はしたくないしダメなことを好んでしている訳ではありません。
なので、子どもを責めた所でなにも解決することはありません。
そこに気付き、その子の未来に目を向けてあげる。
そうする事で子どもも、子どもに関わる大人も幸せになれると思います。