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以前このような記事を書かせていただきましたが、今回も伝えたい内容は同じことです。
私は、子供と接している時、常に念頭に置いていることがあります。
それが
「脇役に徹すること」
です。
教室での主役は先生ではなく子供です。
また、子供の人生の主役は子供自身
なのです。
周りの大人が「あれをやらせて、これをやらせて」
と子供を大人の理想に近づけていく教育は私は好きではありません。
しかし、子供を愛しているが故、大切にしているが故そのように手を出したくなる気持ちは痛いほどわかります。
子供の人生に対する身近な大人の役割。
これは、「山登り」を例にとるとわかりやすいかもしれません。
まず大前提です。
山を登るのは「子ども自身」だということ。
ここを間違えてしまうと
子どもの人生=親の人生
子どもの人生=先生の人生
という風な構図が出来上がってしまいます。
ですから、私たちが背負って子どもの山を登ったとしても、子どもは幸せでもないし、楽しくもないのです。
ただ大人が疲れ、「子どもをここまで育てた」と自己満足をして終わるか
途中で諦め「なんでこんな風に育ったんだ」とか「もう疲れたから勝手に登って」と放棄してしまうのが関の山です。
放り出された子どもはどうなるのでしょうか?
大切なのでもう一度言います。
山を登るのは子ども自身です
では、私たち大人はどうしたらいいのでしょうか?
それは「見守る」ことです。
これが、簡単なようでとても難しい。
私は1年間子どもと向き合ってきて、本当に痛感しました。
「見守る」と「放置する」は似ているようで全く違います。
「見守る」にはその子供との関係性が信頼関係にないとできません。
まずはその信頼関係を築くことから始まります。
だって子どもが生まれてすぐに「あなたを見守っている」と何もせずにいたら
子供は死んでしまいますよね。
それは放置です。
学校でも、新学期早々から「あなたたちを見守っている」と何もしなければ
学級崩壊です。
子供たちは「山の登り方」や「道具の選び方」「どの山に登るか」の決め方、考え方がわかっていない状態だと何もできないからです。
まずは、周りの大人が「魅せる(見せる)」こと。
そして、「気づかせる」ことです。
教え込むのではなく子供自身が
「あ、こんな時にはこんな道具がいるのか」
「これくらいの時は、こんな大きさの山にチャレンジした方がいいかな」
「登り方はこうか!!」
と気づけるように、大人が「魅せる」。
そこで子供との関係を築いていきます。
そして、子供が「チャレンジ」する時には
「お前なら大丈夫」という信頼と
「この人はどんなことがあっても信じてくれる」という信頼を作ることです。
そして、子供がチャレンジし始めたら
「見守る」
確かに、大人なら
「あ〜、それやったら失敗する!」
「そっち行ったら危ない!」
「それよりこっちの方がいいのに!」
「もっとこうしたら簡単に登れる!」
「この力をつけたら楽なのに」
いろいろ思うことがあります。
だって、その山は大人は経験したことがある山がほとんどだから。
しかし、それでもグッと我慢し、「信じて見守る」
ことです。
失敗することがわかっていながら、それを見届けることは
とてもに勇気がいります。
この子なら起きあがれるという信じる力がいります。
私たち大人は、その勇気と信じる力を持って子どもたちを見守ることが大切なのではないでしょうか。
「何かあったらおいで。山を登る手伝いはできるから」
「失敗しても大丈夫。その失敗さえ乗り越える力は持ってるから」
「何かあったら駆けつけるぞ」
そう言ってグッと信じてあげる。
失敗したら、一緒に考える。
成功してたら、一緒に喜ぶ。
そばには居るけど、手は出さない。
手伝いはするけど、手は出さない。
「見守る」
それこそが大切なのだと思います。