【人が見ていない時こそ本当の自分が試される。大切なのは信じる心】
この日は、私が出張があり午後からいなくなりました。
私は
「人の本質は誰も見ていない時に分かる」
と思っています。
特に子どもたちの場合はそれが顕著です。
それは、指導する人によって子どもたちをうまく乗せたり、抑圧することで
よい子どもに【見せる】ことが可能だからです。
その指導者がいない時こそ
本当に子どもたちが育っているかどうか
本当に子どもの心に自分の考えが浸透しているかが分かります。
その辺は子育ても、教育も同じなのではないでしょうか。
目の前の子どもの行動を気にして
注意したり、指導したりすることは
一見子どもをよく観察している良き親、教師のように思えます。
しかし、行動ばかりに気を取られていると
心が育たなくなることもあるのではないでしょうか。
大切なのは、
「誰かが見ているから良いことをする」ということではなく
「自分が幸せになるために、誰も見ていないところでも同じように良いことをする」ことだと思います。
だからこそ、
見ている時に、あまり手出しをしすぎるのは考えた方がいいのかもしれません。
そして、もっと大切なのは
子どもと離れているときに
【子どもを信じる】ことだと思います。
子どもが全く考えなくても動けるような的確な指示をしてから離れては
子どもの考える力は育ちません。
「君たちのこと信じてるから、みんなでハッピーなクラスをつくってみて。自習に使うプリントは用意しておくね」くらいで私は外に出ました。
それ位で良いと思っています。
意外に子どもは、自分で考えて行動できるものです。
私たち身近な大人が子どもを信じないで
子ども自身が自分のことを信じることができるでしょうか?
信じても思うような結果にならないことだってあります。
しかし、それは、自分の力量不足であり
子どものせいではありません。
日々の子どもへの接し方や、伝え方を変えていくことです。
子どもは、私たちを映す鏡みたいなものです。
私自身、全然うまくはいきませんが
子どもを信じていこうと常々考えています。