あけましておめでとうございます!
三が日も今日で終わりですね。
ゆっくりしたお正月を過ごした方も
旅行などアクティブにお正月を過ごした方も
お仕事をされている方もいらしゃると思います。
子ども達もそろそろ新学期の準備をする頃ではないでしょうか。
新年になり
気持ちも新たに新年を迎えようとする子供達は多いと思います。
皆さんは「今日からしっかりするぞ!」
とか
「今日から新しいことを始めるぞ!」
と気持ちを新たにすることがあると思います。
子どもも、「今日から生まれ変わるぞ!!」
「今までの自分とは違う!今日から頑張る!」
という気持ちになる時があります。
あるデータによると
一人の子どもにつき
約1年で5回はそんな気持ちになる
ということです。
学校生活でいうと、1年約200日。
40人の学級では、ほぼ毎日一人「今日から自分は生まれ変わってやる!」と意気込んでいる子どもがいるという計算になります。
そして、この正月や新学期はそのやる気が起きやすい時期です。
では、その時、私たち大人はどうしたらいいのか。
「啐啄同時」
という言葉があります。
ちょっと聞きなれない言葉だと思いますが、
これは禅の言葉です。
卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といい
ちょうどその時、親鳥が外から殻をコツコツとつつくのを「啄」といいます。
雛鳥が内側からつつく「啐」と親鳥が外側からつつく「啄」とによって殻が破れて中から雛鳥が出てくるのです。
親鳥の啄が一瞬でもあやまると、中のヒナ鳥の命があぶない、早くてもいけない、遅くてもいけない、まことに大事なそれだけに危険な一瞬であり啐啄は同時でなくてはいけない
ということを表しています。
まさにこれは子育てや教育にとって必要なことだと思います。
子どもが「今日から生まれ変わるぞ!」「今日から頑張るぞ!」という時をしっかり見極めて、正しい支援や指導をするからこそ、子どもが成長することができる。
そう思います。
まさに正月はその時期にあたる子が多くなります。
「今年は勉強ちゃんとやるぞ!」
「今年は〇〇に挑戦しよう!」
そんなあ思いを心の中に宿しながら新年を迎えた子も多いかと思います。
しかし、それは完全な決意ではありません。
心の中で思っているだけで、なかなか行動に現れないことも多いのです。
そんな行動には移せていない
心に燃やしている炎をどうするかが問題です。
そんな炎を燃やしている中お母さんから
「まだ宿題やてないの!?早くしちゃいなさい!」
「またダラダラして!新学期学校についていけなくなるわよ!」
なんて言ってしまったら。
先生から
「どうせお前宿題やれてないんだろ?」
「いつも出していないんだから、今日くらいは出せるか?」
なんて言葉をかけてしまったら。
子どもの心はズタボロです。
だからこそ、私たち大人は
「今日はこの子にとって人生を変えようとする一日かもしれない」
と常に「啐」
そしてその時にしっかり支援ができるように自分自身を成長させておく必要があると思います。
今年は酉年!そして
新年は、「生まれ変わろう!」とする子供達が多いからこそ
この話をしてみました。
子どもをしっかり見ていこうと決意を新たに頑張っていきます!