もうすぐ新学期が始まります。
子どもたちはそろそろ新学期準備に入っているでしょうか?
あるいは、明日から新学期という地域も多いと思います。
前回は、そんな新学期までに考えておきたい心構えを書きました。
最近以下のような質問、メッセージを良くいただきます。
(メッセージはfacebookページから頂いたメッセージです。)
https://www.facebook.com/happykokuban/
「子どもに勉強を好きにさせるためにはどうしたらいいですか?」
「子どもがもっと積極的になるにはどうしたらいいでしょうか?」
「自分もそんな先生になりたいです。どうしたらいいでしょうか?」
本当にありがたいお言葉です。
こうやってメッセージを頂ける事は本当にありがたいことです。
その方々には直接自分なりの子どもをやる気にさせる方法や勉強を楽しませる方法を伝えています。
それは、自分が子どもを注意深く見て、話を聴いて、考えてと毎回試行錯誤をして考えた方法です。
すべての子どもに通用する教育法なんてあるわけないということは百も承知です。
そんな魔法があるわけないんです。
そして、私は小手先のテクニックよりもっと子どもの心に伝わる方法があります。
それは
「子どもに育って欲しい姿を想像して、自分が率先してその姿を見せる」
です。
「鏡の法則」とも言われています。
私がこの黒板を書いた時
この日は私の大嫌いな納豆が給食に出る日でした。
正直な話、私は本当に納豆が苦手で教員になる前には全く口にしなかったものです。
別に食べなくても一日は過ぎていきます。
「先生も苦手なものはあるんだ」と逃げることもできます。
子どもにも「無理をするな」とも言っています。
しかし私は子どもに
「チャレンジする子」になって欲しいと思っています。
また、「苦手を隠さず認める子」「それを受け止め前に進む子」になって欲しいと思っています。
そんな中、自分が大人だという理由で逃げてはいけないと思います。
だからこそ、毎回苦手なことには、自分からチャレンジするようにしています。
納豆が嫌いなのは、四月から子どもたちは知っています。
毎月の給食の献立をチェックし、「今月は納豆ないのか〜」と残念がっているくらいです。
そうやって、先生もダメな姿を見せても、子どもは意外と信頼してくれます。
子どもは応援してくれます。
子どもは「先生が頑張ってるなら自分も頑張ろう!」
と思ってチャレンジします。
これが一番の教育だと思います。
子どもが勉強を好きになって欲しかったら自分が勉強をする!
子どもが正直な人間になって欲しかったら自分が正直に生きる!
子どもが笑顔いっぱいの人生を送って欲しかったら自分が笑顔いっぱいの人生を送る!
いたってシンプルですが、一番効果があると思います。
「自分の人生はどうでもいいからあなたの人生を幸せにしたい!!」
そんなことあるわけない!!
「あなたには勉強をして素敵な人生を送って欲しい!」と寝転がってテレビ見ている親に言われて勉強する気になりますか?
「失敗してもいいんだ!どんどんチャレンジしろ!」と言いながら何もチャレンジしていない先生に言われてチャレンジする気になりますか?
「失敗は成功のもとだ!」と言いながら、安全、安心を求めて子どもを育てようとする親に言われて失敗を恐れなくなりますか?
ならないんですよ!
授業には技術があります。
学級経営にも、教え方にも技術や経験が必要です。
しかし、「人を育てる」ことに関しては
技術や経験だけではなく、「自己のあり方」が非常に大切だと思います。
それを念頭に新学期も楽しんでいきます!!
肝心の納豆は、子供達の応援もあって完食でした!
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