Facebookやブログだけではなく
現実に私と出会っていただいている方は分かると思いますが
私は一見「努力は必ず報われる!」「努力は裏切らない」主義のように思われがちです。
ポジティブ思考の塊のような男です。なのでなんでも楽しめる体質です。(正確にはそうなりました。)
専門教科は体育で、見た目や話し方も
「体育科ですね」と言われます。
しかし、実は「頑張れ」主義は反対しています。
よく人は
頑張れ頑張れ!って子どもに言いますが
困難に立ち向かえ!って子どもに言いますが
今頑張れば報われる!って子どもに言いますが
もうすでに子どもは頑張っているんです。
なので
全員がテスト100点じゃなきゃおかしいし
全員が部活優勝じゃなきゃおかしいし
全員が持久走優勝じゃなきゃおかしい
でも、実際はそうはなりません。
頑張りが足りないんだ!
他のやつも頑張ったんだ!
とまだまだという言葉をかけまた頑張らせる。
すると
「自分は頑張ってもダメなんだ」という劣等感が生まれる子が殆どです。
確かに
頑張った子は優勝してます。
でもそれが全てではないとも思います。
敢えて言うならば
私は「楽しんだもん勝ち」主義です。
頑張るということは、そもそも嫌なことだから頑張るのであって、それを楽しんでいる人からすると頑張ってないのです。
楽しむ方法はいくらでも考えられます。
だから私は、本当に嫌なことからは逃げてもいいんだよと伝えています。
学校が行きたくないなら、行きたいなーと思うまで休めばいいよ。無理なんてしなくていいよ。運動苦手なら他人と比較しなくていいよ。
自分で今の自分を認めてあげようよ。
そうやって言います。
だから、子どもが「先生!おれ持久走頑張る!」って言ってきたときも
「おー!楽しみにしてるぞ!でも、無理はすんなよ!」って言いますし
子どもが「持久走いやだー!めんどくさーい!」って言ってきたときも
「おー!そうか!あんま無理すんなよ!」って言います。
それを前提に今回の記事を書きます。
この黒板は持久走記録会の当日。
子どもたちは余程のことがない限り
「楽しみ!」「頑張りたい」と言おうが
「嫌だ」「やりたくない」と言おうが記録会には参加します。
参加させられているという意識の子もいるとは思いますが、参加するどの子も
「良い結果を出したい」と思っています。
適当でいいやと走る子も、心のどこかでは思っています。
そんな子どもたちだからこそ、この黒板を描きました。
得意だろうが苦手だろうが好きだろうが嫌いだろうが
「本気の時間は人生の役に立つ」
本気の時間は
感情が大きく動く時です。
その感情が大きく動いている時こそ
心に深く刻まれる時です。
そして、一番覚えている時です。
私の今の人生のどん底期は
大学受験失敗時の自殺手間まで行った浪人期
と
このままでは子ども幸せになんて出来ないと挫折した大学の教育実習期です。
しかし、今振り返ってみると
あのどん底期のおかげで、今こうして幸せを噛み締めることが出来ています。
振り返っても「あの時辛かったなーw」
と自分で自分を笑ってあげられるのです。
まさに自分の人生の大きな大きな宝物です。
人は嫌なことから逃げよう逃げようと考えます。
逃げてもいいんです。
避けてもいいんです。
でも
その勇気が無かったり
その力が無かったりすることもあります。
逃げる気が無いと分かったら
早く気持ちを転換させるべきです。
そんな
「逃げたいと思うことを全力で感じることも、それが終わると人生で一番の宝物になるかもしれない」ということを。
逃げても幸せ
逃げなくても幸せ
どっちにしたって幸せしかないんです。
それを子どもにも伝えていきたい。