子どもは管理するより、自由にした方が育つ。
それを実感する出来事があったのでお伝えします。
この黒板を書いた日の前日
私は
ぎっくり腰になってしまっていました。
普段できることの5パーセントもできない状態でした。
なんせ立って授業するのが痛くて難しい状態でした。
この黒板も、通常45〜50分のところ、1時間半かけて書きました。
(それならやめればと思うのですがやめられないのです笑)
なので、否応無しにも子どもに助けてもらわないと授業が回りませんでした。
声を出すのも小さいか弱い声しか出ず・・・
なかなかのだめ先生ぶりを発揮していました。
しかし
そんなだめぶりを発揮したからこそ、見える景色がありました。
その日は全く注意や指導をすることがありませんでした。
なぜかというと
いつもならトラブルになりかねないようなことが起きても
勝手に自分たちで解決をしていたのです。
そして事後報告を受ける。
「こんなことがあってね。でも話し合って解決したから大丈夫」って。
また、子供達が先生の役を先回りしてやってくれていました。
私は仏像かのように座ってニコニコ腰を押さえているだけ笑
そうなんです。
子どもには、もともと自己解決能力が備わっているのです。
自分のことはなんとか自分で解決できる力はあるのです。
しかし、それを信じていない子ども自身と、周りの大人の影響によって
逆にダメ人間になってしまうことってよくあると思います。
例えば・・・
なんでも先回りして注意してしまう親御さん
「ほら!ハンカチ、ティッシュはもった?急がないと遅れるよ!まだご飯食べてないでしょ?忘れ物ないかチェックした?もう!時計見て!後5分で行く時間よ!」
な〜んて、子どもをしっかりさせるために手取り足取り注意したり手助けしたり。
それはある程度の年齢まではとても必要なことなのですが、
いつまでもそうだと子どもは自分で考えて行動する機会がなくなってしまうのです。
管理大好き先生
これ、よくあるやつです。
大人数を指導するにあたって、勝手なことをする子が出ると困ってしまうのも事実。
しかし、いつも「これはダメ」「あれはダメ」「こうしなければならない」という管理がきついと、子どもは息が詰まってしまいます。
大切なのは子どもを信じること
この先回り行動も、管理行動も、ある一つの共通点があります。
それは・・・
子どもは自分がいないとダメな存在だ
と考えていることです。
確かに、親はいなければ子どもは育っていかないでしょう。
先生がなければ、教育はできないでしょう。
しかし、子どもは自分で何事も解決しようとする力が備わっています。
子どもが「こうだ!」って考えて行動することが必ずしも正しいとは限りません。
でも
失敗したっていいじゃないですか。
間違ったっていいじゃないですか。
子どもはそこから学び、成長をしていきます。
だから
もっと子どもを信じてもいいんじゃないですか?
管理なんてしなくても子どもは育ちます。
逆に、子どもの成長のチャンスを奪ってしまっているのが
私たち大人なのかもしれません。
そうならないように
子どもの成長を信じ
子どもの力を信じ
応援していけるような大人でありたい。