子どもたちと先生の永遠のバトルテーマ。
それが「忘れ物」
私のクラスも例外ではありません。
すべての子どもではありませんが、宿題忘れ、教科書忘れ多々あります。
私は、忘れ物に関してそこまで厳しくありません。
誰だって失敗や忘れることはあるからです。
しかし、その後の行動は徹底できるように動いています。
忘れた後、どう動くかで人生は決まる。
忘れた後
「まあいいや」とか「なんとか誤魔化せないか」
と考えるか
そんな自分を受け入れ、素直に伝えに来て、その後の行動に生かしていけるか
そこが大きな分かれ道になります。
そんなことを書いた黒板はこちら
しかし、なかなか子どもは素直になれないものです。(いや、大人も同じですよね笑)
そこで私は、子どもに頼ってみました。
いつも宿題をチェックする係の子を呼んでこう話しました。
「先生困ってるんだけど助けて〜〜」
そして、先生の力だけでは、うまくいかなかったこと。
みんなの力を貸して欲しいことを伝えました。
すると
子どもたちは目を輝かせて「家で考えてくる!」と言ってくれました。
そして次の日。
一人の女の子が
パソコンで作ったレジュメ10ページくらいを持ってきてくれました。
なんと、お父さんと一緒にクラスの忘れ物が0になるように作戦を考えてくれました。
それが、すごくよくできたシステムで
グループを作り、みんなが楽しみながら忘れ物を減らしていけるようなものでした。
子どもと一緒に考え、レジュメまで作ってれたお父さんにも本当に感謝です。
ここで私が言いたかったこと。
それが
「自分一人でなんとかしようとしない」
「人に頼る勇気を持つこと」
です。
自分一人でなんとかしようとすると、大したことはできません。
しかし、誰かに「助けて」と声を上げるのは
とても勇気が必要です。
自分の「できない」を直視しなければ、人に頼ることができないのです。
しかし、できない自分を認めることで、他人に頼ることで
実は、誰かを喜ばせているかもしれないのです。
その子どもはとても嬉しそうに
とても誇らしげに
とても笑顔で
私の元に来てくれたのを覚えています。
自分のダメな部分は、人に光を与えることがある。
私はそう思います。
子供に綺麗事を言い続けられる大人になろう!理想を語れる大人になろう!と始めた「10秒で読める子供のための名言集」です。よろしければ、いいね、シェアお願いします。