夏休みに入り、様々な質問やお悩みをいただくようになりました。
その中で「子供が話を聞かない」というお悩みがありました。
「勉強しなさい」と言っても聞かない。
「お手伝いよろしく」と言っても遊んでいる。
学校の話を聞いても「別に〜」「普通〜」「まぁまぁかな〜」で終わってしまう。
これはもしかしたら学校でも授業を全く聞いていないのでは・・・
友達がいないのでは。この先やっていけるのか?
と不安になってしまう。そんなことを考えてしまうお母さんが多いようです。
今日は、その「聴く」というところをテーマにブログを書いていきます。
「子どもが話を聞かない」という前に「子どもの話を聞いていますか?」
まず、相談された方にお聞きするのはこれです。
「お母さんは子供の話を聞いていますか?」
忙しいことを理由に、適当に聞きながしたり、無視したりしていませんでしょうか?
子「ねぇねぇお母さん!」
母「ちょっと今忙しいから後にして」
なんて言って話を終わらせてしまうことはありませんか?
「しっかり聴いている」と親が思っていても、子どもからすると「全然聴いてくれない」と思われていることも多いものです。
これが多くの場合、子供が親に話をしない原因だと言われています。
つまり、「子どもが話を聞かない」とは「自分が子どもの話を聞いていない」ということに気づかせてくれるチャンスだと思えば良いのです。
子どもの話をしっかり「聴く」ことで得られるメリット
①子供との信頼関係が築ける。愛情を伝えることができる
一番のメリットはここだと思います。
子供の話を聞くことで、子供との信頼関係を築くことができます。
そして、話を聴くということは「私はあなたのことを真剣に思っていますよ」「あなたのことを信頼していますよ」「あなたのことを愛していますよ」と伝えている行為なのです。
逆に
相手がこちらの話を聞いてくれなければ、相手に対する印象が悪くなります。
これはみなさん分かることですよね。
これは、子供に限ることではありません。ビジネスでも、「相手はこちらの話をまともに聞いていないな」と感じると、その相手との信頼関係はできません。
話を聴くということは、「私はあなたを大切に思っていますよ」というメッセージを届けることができるのです。
② 子どもの現状や考えを分かる
子供が小学校や中学校など、親の目の届かないところで何をしているのかということがわかります。
それだけではありません。今、子どもは何に興味があるのか、何が好きでどんなことをしたいのかが分かります。それがわかれば、子供とのコミュニケーションが格段に取りやすくなるのです。
使う言葉から今の子供の会話能力がわかります。さらに、話すときの話し方やボディーランゲージなどから、コミュニケーション能力についてもわかります。
③子どものプレゼン能力が上がる
子どもの話を聴くということは子どもが自分の考えをアウトプットする機会になります。
すると、こういう言い方をしたら、親に伝わらなかった。逆に、こういう言い方をしたら伝わった
といういう両方の経験を積み重ねることが自分の思いを伝える能力向上につながります。
自分の伝えたい思いを、相手にどうやったら伝わるのかを考え、口に出すことができる能力が上がっていきます。
④自分のコミュニケーション能力が上がる
私もたまに思ってしまうことなのですが
子供の話って結構とりとめもない、内容のないものだったりします。
または「そんなこと既に知っているよ」という内容かもしれません。
しかし、それでも子どもにとっては新しい発見だったり、聞いてほしい内容だったりします。
その子供の話をしっかり聴いてあげると、自然と人の話を聴く力が養われます。
「聴く」というのはコミュニケーション能力で最も大切な能力です。
まだまだあると思いますが
子供の話を「聴く」ことでたくさんのメリットがあることを理解していただけたら幸いです。
しかし
「そんなこといっても忙しくてなかなか聴く時間を取れないよ」という方のために
人の話を聴く方法
をお伝えします。