日本人は誰でも人前で緊張する
最近、LINE@に、このような質問が多く寄せられます。
「部活の試合で緊張してしまいます。」
「私はメンタルが弱くて、何かやろうとすると緊張していしまいます。」
「明日スピーチがあるのですが緊張で寝られません。」
「なぜ人前で話することができるのですか?緊張しないのですか?」
このような質問を多くいただきます。
ここで問題です。
「あなたは人前で話をする時、緊張しますか?」
という質問に対して
「緊張する」
と答えた人は何パーセントだと思いますか?
実は・・・
95%
つまり、日本人のほとんどの人が
緊張するというデータがあります。
緊張するのは自分だけで、自分は損をしている
と思っていませんか?
実はそれは違います。
ほとんどの人が
足が震えたり
呼吸が早くなったり
笑顔がひきつったり
心臓がばくばくしたり
汗が止まらなかったり・・・・
そんな緊張を経験しているのです。
「緊張=いいパフォーマンスができない」は思い込み
では、その緊張している95%がパフォーマンスが悪いかというと
実はそうではありません。
むしろ逆も多いそうです。
緊張=いいパフォーマンスができない
という思い込みに頭が支配されてしまうのです。
その思い込みがよくないパフォーマンスを連れてきてしまうだけです。
では、真実をお伝えしましょう。
緊張=戦闘状態。体がいいパフォーマンスをするために準備している状態のこと
実は、緊張=本能が戦闘準備に入った証拠です。
本能が、過去の狩猟時代の記憶を
呼び起こし、体を緊張させて、
防衛態勢、戦闘態勢に入るのです。
狩猟時代、狩に出かけたとき、自分の居住区に敵がきた時
すぐに攻撃したり、行動に移せるように
人々は心臓をばくばくさせて身体中に血液を送ります。
呼吸を早くして身体中に酸素を送ります。
そうして、体を興奮状態に持っていきます。
すると、最高のパフォーマンスをすることを知っているからです。
緊張はそれと全く同じ状態なのです。
逆に考えてみましょう。
もし、プロボクサーが緊張しなかったらどうでしょう。
リラックスして、眠気に襲われ、やる気が起きない状態で試合に臨んだら
一瞬でやられてしまいますよね?
緊張は、戦う準備ができた証拠です。
なので、緊張を悪いものと捉えないようにしましょう。
緊張し始めたらこう考えるのです。
「お、緊張してきたな。準備できたっていう証拠だ!血液が身体中を駆け巡ってきたぞ!」
そうやって考え始めたら
緊張を味方につけることができます。
緊張は悪いことではありません。
むしろ、本能が戦う準備をしてくれている証拠。
緊張の捉え方を変えていきましょう。
最後に松岡修造の言葉を紹介します。
緊張するのは、自分自身が本気になっている証拠です。
僕自身、テレビ番組や講演会など人前で話すときは、今でもかなり緊張しています。手が氷のように冷たくなり、心臓の鼓動が聞こえるときもあります。でも、緊張している状態は嫌いではありません。
極度に緊張するのは、「この思いをしっかり伝えたい」「この試合は絶対に勝ちたい」、そんな気持ちが強いからです。なんとなく中途半端だったら、緊張しないはずです。
それだけ自分が本気になっている証ですから、「緊張してきた。どうしよう」と不安を覚えてはいけません。
逆に『緊張してきた。よっしゃあー!』というぐらい、自分を応援したり、喜んじゃいましょう。