もうすぐ夏休みが終わります。
子供の中には今まで過ごしてきた35日を振り返り
「もっと前からやっておけば・・・」と後悔している人もいるかもしれません。
私も学生時代は「嫌なことは最後まで逃げ続ける」タイプだったので
その気持ちはよく分かります。
「来年こそ先にやってやろう」と思っても
毎年毎年この時期になると焦り始めるのです。
今日は、夏休みの最終の今だからこそ
9月の学校生活や勉強を楽しくできるように
「なぜ勉強するのか」
という学生最大の問いに対して真剣に向き合って考えていこうと思います。
「勉強=知識を入れる」ではないということを昔記事にしたことがあります。
その記事はこちら⇩
勉強する理由は人それぞれでいい。ワクワクする理由を自分で選ぼう
そもそも子供や人が「なぜ勉強するのか」という理由を探しているのかというと
勉強が楽しくないから
勉強に対して良いイメージを持っていないから
です。
サッカー大好き少年に「君はなぜサッカーやっているの?」って聞いたら、多分
「え?楽しいから」と答えるでしょう。
しかし
「なぜ?理由が知りたい」と思っているということは
勉強をするきっかけを探している状態
だと言えます。
つまり
「勉強はしたい(しなきゃいけないとわかっている)けど、行動を起こすだけのきっかけがないから誰かそのきっかけ教えて〜〜〜〜〜!!」と言っているわけです。
なので、その人自身が「そうか!!だから勉強するのか!勉強したい!」と思えれば
どのような理由であれ良いということです。
※もちろん嘘をついてはいけませんが※
「子供の勉強」は「大人の仕事」というけど本当?
よく、先生や保護者の人はこう言います。
「子供の仕事は勉強なんだから、つべこべ言わずにやりなさい!」
ここにはウソとホントが混じっていると思います。
仕事=辛くてもやらなきゃいけない
という前提条件で話をしている場合は完全に嘘だと思っていいでしょう。
「大人になったら辛いことでもやらなきゃいけない。だから勉強だって辛くてもやらなきゃいけない」
子供がそれを聞いてワクワクすると思いますか?
そもそも、「仕事=辛いもの」という前提から入っていること自体おかしな話です。
本当は・・・
仕事=他人に幸せを届ける行為
勉強=他人に幸せを届けるための準備
仕事の本質は「他人の『困った』を解決して他人を幸せにすること」です。
つまり、仕事をすることは他人の幸せを助けているのです。その対価としてお金をいただくのが「仕事」です。
他人を幸せにするから自分も幸せになる。
これが私の仕事の考え方です。
では勉強は?
勉強はその「準備」だと捉えています。
勉強するということを多くの人は
「自分のため」と考えていると思いますが本当は違います。
その得た知識や、能力を使って
「他人を幸せにする」ために身につけているのだと思います。
勉強することで得られるものは知識だけではありません。
「忍耐力」「集中力」「問題解決能力」「情報処理能力」・・・
学校でいろんな人と関わる勉強では
「コミュニケーション能力」「ソーシャルスキル」「人と協力する力」・・・
色々なものを身につけることができます。
だから、大人の仕事と子供の勉強は似ています。
大人になって勉強している人は、このことを良く理解しています。
だから、勉強をする上で大切なのは、知識をただ詰め込むことに力を入れるのではなく
それを使ってどうやって他人を喜ばせることができるのかを考えること
です。
いかがでしたか?
これはあくまで、一つの考え方です。
まだまだ私も子供がワクワクして勉強を楽しむことができる理由を考えていますが
またの機会にしたいと思います。
なぜ勉強するの?
という問いを考える上で参考にしたサイトを載せておきますのでよろしければご覧下さい。
「なぜ勉強するの?」という質問へのあるお母さんの回答が素晴らしすぎる「コップの水を見たときにね…」 | Conobie[コノビー]
「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子供に聞かれたら、こう答えよ(瀧本 哲史) | 現代ビジネス | 講談社(1/9)
【人はなぜ勉強するのか】強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 - ある一家の家庭教育にあった、学びの意味 -