自分が「こんなことしてみたいな」と思うことを
「お金がないから」「時間がないから」「自信がないから」と理由で
やる前から諦めていませんか?
そんなことが少しでもあった方に向けて書かせていただきました。
以前、ブログで
人によって利き手が違うように、人が物事を認識するために使う五感の中でも、人によって”利き感覚”があるという話をしました。
その診断をしたい方はこちらから↓
大きく分けると
(クリックするとそのタイプの詳細に飛びます。)
それぞれの優位感覚によって
見え方、感じ方、勉強の仕方、頭に入っていく経路などが変わっていきます。
今回お話することはあ「体感覚優位」の方は すんなり頭に入っていくことがおいのですが、「聴感覚優位」の方には、あまり受け入れがたい話かもしれません。
少し過去記事の紹介をしてしまいましたが本題に入ります。
私のクラスで、最近「詩」の授業を行いました。
しかし、「詩」ってなかなか授業が難しいのです。
というより楽しい授業が思いつかないのが本音です。(あくまで個人的な意見です)
以前までは
詩を読んで「どこがよかった線を引こう」「なぜ筆者がそう書いたのかを想像しましょう」と投げかけたり詩を読み合うなどなんとか工夫していましたが
子供たちから「読まされている感」が漂っていました。
今回行った授業の目標は「場面の様子を思い浮かべながら読むことができる」という目標があったので、読む読む読む読むということに固執していたのかもしれません。
なので、発想を変えて「読む」⇒「自分で作る」にしたら面白くないかなとやってみました。
今回の詩は金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩です。
ふしぎ
金子みすず
わたしはふしぎでたまらない、
黒い雲からふる雨が、
銀にひかっていることが。
わたしはふしぎでたまらない、
青いくわの葉たべている、
かいこが白くなることが。
わたしはふしぎでたまらない、
たれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。
わたしはふしぎでたまらない、
たれにきいてもわらってて、
あたりまえだ、ということが。
ある程度詩の面白さや、ここが素敵っていうところ、リズムの大切さなどを出させてから
「では、みんなのふしぎを詩にしてみよう」と実際書かせてみました。
「やってみる」ことで初めて見えるものがある
実際、詩を作る授業をやってみると、子供たちの目の輝きが全く違います。
終わった感想では、
「最初は詩なんて簡単だと思ったけど、リズムに当てはまらなかったり、ふしぎをどう表現したらいいかわからなくて、金子さんはすごいと思った」
「詩ってただ読むだけで面白くないと思っていたけど、実際やってみると、とても面白かった。金子さんの詩は奥が深い」
「いろんなことを考えないと詩は作れないと感じた。でも考えるのが楽しかった」
という意見が多数出ました。
ただ読むだけでは絶対出なかったことだと思います。
そして、これは私たちにも当てはまることだと思います。
当たり前にできることの中で暮らし過ぎていて
やったことがないことを「やってみる」ことの大切さを忘れていませんか?
子供が「こんなことをしたい」「あんなことをしてみたい」と行った時に
「それは無理だよ」「そんな簡単なものじゃないよ」とやる前から諦めさせていませんか?
自分が「こんなことしてみたいな」と思うことを
「お金がないから」「時間がないから」「自信がないから」と理由で
やる前から諦めていませんか?
やってみるからこそ感じることがあります。
やってみるからこそ結果が手に入ります。
やってみるからこそ見えるものがあります。
「お金がない」というのなら、お金がなくてもできる方法を考えやってみる。
「時間がない」というのなら、時間がなくてもできる方法を考えやってみる。
「自信がない」というのなら、もっと簡単にチャレンジできる方法を考える。
全てはやってみることから始まるのではないでしょうか?