この黒板を書いたとき
運動会の練習を一通り教えた時でした。
その時に、この言葉を子供達に伝えました。
「神は細部に宿る」
誰が言ったかは諸説あるようです。
意味も諸説あるようですが
『素晴らしい芸術作品や良い仕事は細かいところをきちんと仕上げており、こだわったディテールこそが作品の本質を決定する。何ごとも細部まで心を込めて行わなければならない』
という意味だと捉えています。
私は
「本質は細部にこそ現れる」
という意味で考えています。
これは私に対しての自分を律することばでもあります。
自分を律する言葉「神は細部に宿る」
教師をやってたり
黒板をこうやって毎日毎日書いていると
忙しさに負けて
「まあいいか〜これくらいで〜」となってしまいそうになります。
毎日毎日書いている黒板も
いつのまにか書くことが目的になってしまいそうになったりします。
子供が登校する日は毎日。
1年では約200枚黒板を書いています。
「子供のために」と書いていたものが
毎日毎日書いて慣れが出てくるとふと思ってしまうことがあります。
まぁ書けていればいいか
なんて思ってしまう時があるのです。
とても恥ずかしい話ですが・・・
そんな時に自分を律する言葉。
それが「神は細部に宿る」です。
ただ書けばいいというものではない。
目の前の子供にあった、目の前の子供の心に届くように
目の前の子供がハッピーになるような黒板を
細かいところまでこだわって描くことが大切。
そうやって意識しながら
描くようにしています。
「神(本質)は細部に宿る」
自分は、子供のことを考えていると見せかけている偽物なのか
本気で子供のことを考えている本物なのか
それは、毎日の子供の接し方の細かいところや
黒板の細部にまでこだわって描く部分に現れていると思います。
そして、しっかり考えて行動ができたとき
「よし。自分は今日も本物であり続けることができた」と自分を褒めてあげられる。
それが自分の自信になります。