失敗ってよほどの向上心がある人や、目標を常に持ち続けている人以外の人はしたくないことだと思います。
そして、誰だって一度はこんな言葉たちを聞いたことがあるかもしれません。
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ(トーマス・エジソン)
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である(アルバート・アインシュタイン)
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる(松下幸之助)
確かにそうなんです。
一度失敗を乗り越えてしまうと「失敗はあってよかった」「失敗ではなくて成功のためのプロセスだった」って必ず思えるようになります。
しかし
頭ではわかっていても、その言葉たちを知っていても
そう思える前に「失敗は嫌だ」って思ってしまいがちです。
そして、失敗するとどうしても自分を守るために、誰かのせいにしてしまったり、言い訳を言ってしまったり、自分を責めてしまったり・・・
と負の連鎖に陥りやすくなります。
逆に、周りの大人はというと・・・・
そんな子供をみて怒ってしまいがちです。
「ちゃんと注意しろって言ったよね???なんで注意してやらないの!!」とかって。
今回黒板を書いた前日、私のクラスでは
運動会に使う小道具を製作している時に何人も失敗してしまいました。
その時、私自身も
「先生、失敗しました」
「先生、あの子も違うよ」
って子が続出してしまったとき
また、子供がそれを隠すそぶりを見せたり、気づかないふりをしようとしているのがわかった時
怒りそうになってしましました。
反省です。
怒ってこっちがイライラしても何もいいことは生まれません。
ただ空気が悪くなるだけで、生産性も上がらないし学びもありません。
イライラして子供に当たっても、こっちのストレスは解消されるかもしれませんが、根本なんの解決にもなっていないのです。
その後、少し冷静になって、子供に語ったことと
黒板に書いたことをお話ししようと思います。
①誰だって(特に子供は)「失敗するもの」だと心に刻むこと
誰だって失敗します。
むしろ、失敗していない人生=挑戦していない人生
だと思います。
失敗していない時こそ「あれ?大丈夫か?」と思っていた方がいいと思います。
だからこそ誰だって失敗する。
むしろ
挑戦している人こそ失敗するんだから、失敗は当たり前だと心得ておくべきだと思います。
では、子供が失敗した時何ができるのか。
②子供に考えさせる(一緒に考える)
例えば、子どもが、自分でお盆に載せたコップを運ぼうとしたとき、「気をつけてね!!」と言っておいたにもかかわらず、こぼしてしまったとしましょう。そんなとき、「ほら、言ったでしょ!!」と叱るのではなく
やろうとしたことを評価し、「なぜこぼしてしまったのか」、「どうしたらこぼれなくなるのか」という原因や対策を考えさせることが大切です。
③新しい価値観を与えてあげる
子供は失敗をしてしまうと(子供だけではないですが)
「やっちゃった・・・」
と落ち込みます。
これは、失敗=悪いこと
という考えしか持っていません。
そこに周りの大人が「失敗ってこんな風な考え方もあるんだよ」
って伝えてあげるのです。
今回は
失敗をたくさんする人=スーパーヒーロー
という新しい価値観を伝えてみました。
まずは大人が
心の底から失敗=良いこと
という価値観を手に入れることから始めてみてはいかがでしょうか?