日々子供と接していると
子供の行動や
子供の成長に
涙が出るほど感動することがあります。
また、子供の行動から
学ばせてもらえることがあります。
今日は、私が感動し、学ばせてもらった
子供たちの行動を
お伝えします。
この日、4時間目の図工では
絵の具を使った授業を行っていました。
一人5枚もの画用紙に
様々な道具を使って
色々な技法で色を塗っていくという授業。
たくさんのパレットや
筆や、ローラー、スポンジ
さらに、床に着いた汚れ・・・
片付けが大変でした。
しかし
4時間目の後は
給食。
どうしても
その給食の時間は間に合わせたい。
なので
授業終了時
給食当番、給食係だけ
「君たち!ごめん!先に準備しておいて!
後からみんな行くから!」
と、先に準備に行かせ
残ったみんなで片付けを行っていました。
私の心の中は
「まずい。このままじゃ
給食を食べる時間がなくなる
もう片付けを切り上げて
準備をするしかないか」
給食準備には
少なくとも10分はかかる。
それも全員で行ってだ。
給食当番だけ準備に行かせても
給食を作る人がいない。
早く、他の子も行かせなきゃ。
そう思っていた時でした。
「みんな〜〜〜〜〜〜!」
突然声がしました。
ふとそちらを向くと
給食当番の子供が
叫んでいました。
「もう、全部の準備終わったから
安心して〜!」
時計を見たら
準備に行かせてから
10分もかかっていません。
その当番と係の子供たちは
「みんなが帰ってくるまでに
完璧に準備をして
みんなをびっくりさせてやろう!」
と人を喜ばせることを
一致団結して
楽しみながら行動していたのです。
人が喜ぶ姿を想像しながら
全員で協力して
一つのことを行う。
それができた時の
子供たちの満面の笑みが
忘れられません。
映画より
小説より
感動し
学ばさせてもらった話です。