よく、LINE@からの質問の中で
「勉強する意味がわからない」
ということをお聞きします。
学校の知識なんて将来使わないですよね?
数学の因数分解なんて
大人になって一度も使わないですよね?
将来使わない勉強を
なぜやらなきゃいけないの?
そんな子供の悩みを聞いたりします。
私も高校時代
「社会?過去にはこだわらないし笑」
「数学?電卓あるし、パソコンあるし笑」
「理科?学者にならないし笑」
「英語?外国行かないし笑」(実際は世界一周までしてしまいましたが)
と言って友達と笑いあっていました。
しかし、今だからこそ分かることがあります。
それは
「本当の勉強を勘違いしていた」
ということです。
今日は、その「本当の勉強」の
段階について、お話します。
実は、勉強には
4つの段階があります。
これは勉強だけではなく
スポーツや習慣などにも共通していることです。
多くの勉強が苦手な人は
その段階の途中なのに
「勉強しても使えない」
と勘違いして
勉強を諦めたり
やめてしまったりするのです。
その4段階とは
以下のようになります。
①知らない段階
まずは、知らない段階です。
中1の子が微分や積分を知らないように
小学生4年生が分数を知らないように
当たり前ですが、知らない世界があります。
第1段階では、「知らない」という無意識の世界。
②知っている段階
「勉強なんて意味がない」
と言っている人の多くは
この段階の人だと言えます。
そして
多くの人が
勉強=知っていることを増やす
と思っています。
違います。
それだけでは「勉強したこと」が
日常生活に全く生きてこないので
やる気は湧いてきません。
たとえ「社会の知識」を知っていても
何も生きていなければ意味がありませんよね。
③できる段階
ここにくると
少し勉強の楽しさがわかってきます。
「お!これもできるぞ!」
「あ!なんか解けるな!!」
そんなことができるようになります。
この段階にくると
「応用」
をする能力ができるようになります。
1のことができるようになると
それを応用して
様々なことができるようになります。
④やっている段階
ここまできて初めて
「勉強は意味がある」と
言えるのだと思います。
これは
日常生活と学んだことが
自然とリンクしてくるようになります
買い物に行くと
自然と計算ができたり
国語の登場人物の気持ちを読み取る勉強が
この段階にくると
日常生活で
友達の気持ちを想像できるようになったり
社会の歴史を学ぶ勉強が
自分という歴史の重要性に気付き
自分という歴史を作ることを楽しめるようになったり
そんな風になってきます。
すると
「勉強は本当に楽しいものになります」
この4段階を
知っているか知らないかだけでも
大きく違うのではないでしょうか。
私は少しでも子供たちが
「勉強楽しい!」
「学校楽しい!」
「人生楽しい!」
「幸せだ!」
って言えるように
行動していこうと思います。