これは
道徳の授業で「勇気」について
行った時に使った物語です。
これを読んで、皆さんはどう感じるでしょうか。
私はこの物語のオチが結構好きです。
『勇気のカンヅメ』
夏休みのある日のことです。
家族で親せきの家に遊びに行った帰りに
デパートへ買い物に行きました。
買い物がすんでから少し時間があったので、
ぼくは、店の中をぶらぶらしていました。
その時信じられないようなものを見つけました。
缶に入った勇気、つまり、「勇気のかんづめ」が売られていたのです。
「まさか!」
ぼくは、信じられませんでした。
「勇気のかんづめ ( )円」
そこにはそう書かれてありました。
この中には何が入っているのだろうか?
本当に勇気が入っているのだろうか?
缶を開ければ自分に勇気がわいてくるのだろうか?・・・・・
そんなんことを考えていました。
ぼくは、勇気のかんづめを2こ買いました。人一倍の勇気がほしかったからです。
ここで考えてみてください。
・皆さんは、勇気の缶詰が売られていたらどうしますか?
買いますか?
・もし本当に勇気が入っていたとしたらいくらで買いますか?
・何個買いますか?
・どんな時に使いたいですか?
ちなみに、物語では
勇気の缶詰は100円で売られていたそうです。
(安いですね笑)
考えてから続きを読んでみてください。
続きです↓
帰りの車の中で、ぼくはいろいろなことを考えました。
勇気を出せなくて失敗したこと・・・
はずかしい思いをしたこと・・・
どれも思い切って行動すれば解決できることばかりでした。
今思えば、ぼくの心のどこかで本気で
「勇気のかんづめ」に期待していたのかもしれません。
家に着きました。ぼくは部屋に誰もいないことを確かめて
「勇気のかんづめ」をあけました。
はじめから勇気そのものが入っているなんて思っていませんでした。
でも、
「勇気とはこういうものだ。」とか
「勇気を得るにはこうすればいい」とか
いうものくらいは入っているだろうと期待していました。
ところが、かんづめを開けてみて、
頭をがんとなぐられたような思いがしました。
かんづめの中には紙切れが一枚入っているだけでした。
その紙には、ただ、
( )
とだけ書いてあったのです。
さて、ここで考えてほしいのが
この缶の中身です。
なんと書いてあったのでしょうか?
なんと
中身には
こう書かれてありました。
ボクニタヨルナヨ。ヨワムシ。
100円で買わせておいて
それ?!
って感じですが
そのオチは素晴らしいと思います。
「勇気はお金では買えないよ」
と教えてくれているようにも思えますし
「勇気は自分の中にあるんだよ」
と教えてくれているようにも思えます。
そこから
「勇気は缶詰には頼れない。」
では、どうやったら勇気を出せるようになるんだろう?
という話合いがスタートします。
皆さんは
どんな時に勇気を出したいですか?
どうやって勇気を出しますか?
勇気の出し方は
こちらの記事をご覧ください
コメントいただけたら幸いです。