否定されるのって嫌ですよね。
否定されるって怖いですよね。
誰だって怖いと思います。
でも
「なぜ?」を掘り下げていくと
相手の本質が見えてきます。
すると
「否定」って
そこまで悪くないな
と思ってきます。
今日は、授業であった話をしながら
私の世界一周の話も交えながら
「否定」についての話をしたいと思います。
国語の授業から「否定」について考える
この日
国語で話し合いの授業を行いました。
みなさんご存知
「ごんぎつね」です。
この中で「ごん」の気持ちを読み取ろう
という内容です。
その授業では
ある場面で、意見が分かれました。
そんなときある子がこう切り出しました
「僕は〇〇さんに反対で
××だと思うんですけど
何で〇〇さんはそうやって考えたんですか?」
私は心の中で
「おー。面白い展開になってきたな!」
「でも・・・空気大丈夫か?」
と、反対意見が上がったのを嬉しく思いつつも
反対意見が出たことで
それ以降の意見が出なくなるのではないかと
心配しました。
やはり否定は誰だって嫌なものです。
一瞬ピリッとしましたが
ここで題名にもある
「なぜ」を深めてあげることにしました。
私は全体にこう声をかけました。
「お〜反対意見が出たね!いいね〜!
A君はこの話し合いを深めるために
自分の考えを〇〇さんに伝えたんだね。
否定は話し合いを盛り上げるからね!」
A君の
「なぜ反対意見を言ったか」を代弁しました。
その時から空気が変わりました。
反対された女の子は
「少しグループで話していいですか?
あの意見はみんなで考えたから」
と言い
その後大いに話し合いが盛り上がりました。
もしかしたらA君はただ違う意見だから
質問しただけだったかもしれませんが
A君が授業後に
「自分の意見を言ってよかった」
と話してくれました。
なぜ否定されたのかを「なぜ?」で掘り下げたら
感謝が生まれた話
私が世界一周すると言い始めたとき
ほぼ全ての人が否定しました。
「何甘いこと言ってるんだ」
「できっこない」
「それより働け」
それは自分の親も例外ではありません。
ものすごくなんども話し合いを重ねました。
親の不安を取り除くために
TOEICも受けて日常会話ができる
720点以上とり
企画書を書いて親にプレゼンをしたり
自分は逃げるために世界一周に行くんじゃないと
教員採用試験を受けて受かり
と色々やり
認めてもらえるように努力しました。
でも心のどっかで
「なぜ親は俺の行き方を認めてくれないんだ!」
「なぜ俺のことをこんなに否定するんだ!」
って思っていました。
それでも何とか世界一周にいうことができ
あるきっかけで
親が否定していた「何で」を掘り下げることができました。
それは
「愛」でした。
本気で自分のことを心配してくれていたから
本気で自分のことを愛してくれたから
だからこそ
否定をしてくれた。
そこで挫折するようなら
世界一周は本気ではない。
と本気で考えてくれていたということに気付き
心のそこから感謝が生まれたのです。
つまり
否定って一見嫌なものだけど
「何で?」「なぜ?」を掘り下げて行くと
本質が見えてきます。
ぜひ掘り下げてみてください。