この黒板を書いた前の日
クラスで久しぶりに「クラス会議」を行いました。
また、授業でもよく言うのですが
「自分なりの意見を持とう」
自分意思を持って
自分で考えて
自分で決定すること
それを身につけて欲しいと思っています。
よく、「良い子」というものを
「人の話をよく聞いて、反抗せず、従順に従うこと」
だと勘違いしてい人がいる気がします。
一見、人の話をしっかり聞いて
反論せず、意見を言わず、人の言うことを聞いて従っている子は
「お利口」として扱われます。
しかし、それを親や教師が続けていくと
ただの「指示待ち人間」が育ってしまうのではないでしょうか。
しかし
よく考えてみてください
親はあれこれ口出しするけど
先生はあれこれ命令するけど
最後の最後
先に死ぬのは私たちの大人だ。
では、指示だけされて生きてきた子は
残されてどうなるのでしょう?
ネットを開けば
ひとつのことでも真逆のことが書かれてあることがあります。
私の黒板も、いっときネットで大炎上しました。
「この先生は自分が偉いと思ってる」
「学校の私物化だ」
「私だったらこんなの書いてあったら学校へ行かない」
でも一方で
「わたしが子どもの頃担任して欲しかった」
「同じように素敵な先生になりたい」
「自分も始めています」
なんていうメッセージを毎日のようにいただきます。
全て周りの意見を聞いたり流されたりして
右の人の意見を聞いていたら左の人に非難され
左の人の意見を聞いていたら右の人に非難され
ふと気がついたら
あれ?誰の人生を生きてるんだっけ?
そんな風に他人の意見を聞いて
それに従って人生を生きるなんて
生きてる意味がないじゃないか。
たしかに、誰かの意見に合わせることって楽です。
だって、失敗しても誰かのせいにできるから。
責任はその誰かにあるって言えるから。
でも、
自分の人生は自分でしか歩めない。
親はとやかく言っても、あなたの人生歩いてくれないよ?
先生がとやかく言っても、あなたの人生歩いてくれないよ?
色んな人から意見をもらって
それを使って自分の考えをもつ。
そこが大切。
自分で考えて自分の責任で自分で歩く。
そしたらどんな道を選んでも
幸せになれるんじゃないかなとおもいます。
だから、子どもに色々質問されたり
悩み事の相談されたら、まずはこう聞く
「あなたはどう思うの?」
そしたら子どもの意見は出てくるんです。
それを尊重して行動させてあげればいい。
そうやって自分の生きる道を自分で決めていける子を育てていきたいと思います。