この日はクラスで1か月以上も前から準備をしてきた
音楽会の本番当日でした。
みなさんは
入試や発表会、試験や大会の直前など
緊張しませんか?
昔、私が講演活動をして生計を立てていた時、
多い時では300〜400人の方の前で
お話をさせていただくことが何度かありました。
猫ひろしさんと講演させていただいた時の記念写真です。
そんな時に実践していた
「緊張の考え方」
を紹介します。
絶対に負けたくない
絶対にいい結果を残したい
絶対に失敗したくない
そんなことがある方の参考になれば
そんなこどもが近くにいる方の参考になればと思います。
『事前準備』
直前になってしまう前に時間があるのであれば
本番にできるだけいい結果が残せるようにするための
「事前準備」が必要ですね。
そもそも
事前準備を行っていないのに
「当日だけでなんとかうまくやろう」
「なんとか事前の努力を軽減させて本番成功させたい」
という方が無理がある気がします。
事前準備のプロと言えば
「イチロー」選手です。
本番で結果を出すための
すごすぎる準備のおかげだと言えます
以下、本やネットからの抜粋です
『夢をつかむイチロー262のメッセージ』より 準備について
ハイレベルのスピードでプレイするために、
僕は絶えず体と心の準備はしています。
自分にとっていちばん大切なことは、試合前に完璧な準備をすることです。
【2002年、準備について尋ねられたときの言葉】
やれることはすべてやったし、手を抜いたことは一度もありません。
常にやれることをやろうとした自分がいたこと、
それに対して準備ができた自分がいたことを、誇りに思っています。
【2002年9月、200本安打を達成したあとの言葉】
イチロー選手の食事に対する徹底した姿勢
「レストランで注文を取りに来る前に出される水は飲まない。しっかりしたシェフがいないと判断した店では生ものは口にしない。それなのに、1999年春、オリックスのコーチ2人(星野伸之&佐藤義則)とのマリナーズ体験キャンプ中にスペアリブで食あたりした。弘法にも筆の誤り、とはまさにこのことだった。」『イチローの流儀』より。
イチロー選手の同僚は「あいつを見ているだけで疲れてくるよ」と
「イチローは試合に臨むに当たって、現在でも、もっともよく練習し、準備する選手です。
本拠地のシアトルのセーフコ球場で試合が行われるときは、試合開始の約6時間前に動き始めるようです。
ランニング、柔軟体操、ストレッチを行い、ウェイトリフティング、マッサージ、チームとの合同練習、室内練習場での打ち込み、そして、対戦相手チームのプレーをビデオで見ます。同僚は『あいつを見ているだけで疲れてくるよ』と評しています。」
『イチローの脳を科学する』より。
いかがでしたか?
私は、これを見たときの正直な感想は、
「これはイチローだからできることでしょ・・・」
と思っていませんか?
私もそう考えてしまうのですが
ある方から衝撃的なことを言われました。
「そうやって『あの人だから・・・』と言っている人の中で本気で努力している人はいないよ」
「『あの人だから・・・』って言っている人は、
やる前から自分から諦めている人だよ」
本番当日に練習よりもいい結果が出ることはほとんどありません。
出たとしても、それは実力というよりも「運」に近いものでしょう。
本番前に結果はある程度決まっています。
受験であれば
合格判定を取れているか
試合であれば、相手を分析し、対策を立てているか
などは、とても大切だと思います。