前回は、緊張に対する
事前準備
について書きました。
読んでいただいてから、後の文章を読んでいただけると
より伝わるかと思います。
今回は
当日に行える緊張のほぐし方をお伝えします。
それは
【普段やっていないことはやらない】
です。
大切なのは勝つことよりも、結果を出すことよりも
いつもどおりの自分を出し切ることです。
いつもの自分を出せていて
望んだ結果が出せなかった場合は
準備不足か、相手が上手だったということです。
その場合には諦めもつきますし、次回の課題が見えます。
つまり成長の糧になるのです。
いつもどおりの自分を出すには
できるだけ練習の自分に近づけることです。
当日はできるだけ特別なことはせず
「いつもと一緒」を心がけましょう。
少し前に流行った「ルーティーン」
はいつもどおりの自分を引き出すために行う行為です。
特別な日だからと特別なことをする必要はありません。
「いつも通り。いつも通り。」
そして、最後は考え方です。
本番になると、誰もが「緊張」するものです。
そして自分に「緊張するんじゃなくていつも通り!!」と言い聞かせます。
親や指導者も
「いつも通りやれば大丈夫!!」
「あなたならできる!」
と軽く言ってしまいがちです。
しかし、
子供にとってみたら
「緊張せずにやれるならもうやってるわ!!」
って話です。
誰も緊張したくてしているわけではないし
「緊張してる・・やばい」なんて思い出したら最後。
どんどん緊張の渦に巻き込まれてしまいます。
そんな時に私が考えること
子供たちに伝えていることがあります。
それは
【緊張はいい結果を出したいと思っている証拠。緊張は今まで頑張ってきた証拠】
だということです。
緊張とは悪者ではありません。
むしろ、自分の「いい結果を残したい」という意思の表れです。
そうやって思える自分を褒めてあげるべきなのです。
そして、緊張するということは
「今まで全力を出して準備をしてきた証拠」です
適当な準備をしてきた人は
自分自身が一番「あまりやれていない」ということを知っています。
そうなると、緊張はしません。
心のどこかで
「まぁいいか。」「どうせできないし」
そのように考えてしまうのです。
だからこそ、緊張している自分は
今まで頑張ってきた証なのです。
周りの大人は緊張している子供に対して
「大丈夫!お前ならいける」
ではなく
「たくさん緊張してるってことは、今まで頑張ってきたからなんだよ。よく頑張ってきたね。」と褒めてあげて欲しいんです。
そして、最後に伝えたい言葉は
「結果よりも大切なこと」です。
実際、人生を左右する勝負だと思っていても
その後の行動次第で人生何度だってやり直せます。
勝つ以上の素敵な人生を歩むことだってできます。
だからこそ大切なことは
「勝つことよりも最高の思い出を作ること」
その緊張を100%感じ
その本番を全力で取り組み
持てる力を最大限使い
何より【楽しむ】
それができれば、結果がどうあれ
素敵な未来が待っています。
悔しさは未来の糧になり
嬉しさは最高の思い出となるでしょう
失敗したっていい。
負けたっていい。
だから
人生の中でいい思い出になったって
心から言えるように
楽しんでやりましょう!
全力でやってみましょう!