前回の記事では
「自由」と「自分勝手」の違いを説明しました。
自由には「責任」が必ずついてきます。
その「責任」とは
この記事に詳しく書きましたが
自由と責任の「責任」とは
手に入れた自由を守りきる責任のこと
だと私は思っています。
今回で言うと
「自分の自由」と「友達の自由」
がぶつかり合うわけです。
「私はこの席に座りたい」という自分の自由と
「私もこの席に座りたい」という友達の自由。
どちらか一つしか選べないとしたら
どうやってその両方の「自由」を責任持ってどう解決していくかが
大事な点です。
さて
自由とは何かを説明し
いざ、席替えタ〜〜〜〜〜イム!!
最初は
順調に決まっていきました。
先生は一切口を出さない。
席替えの仕方のアドバイスも
話し合っている時も
それって結構苦痛です。
見ていると
「あの子、本当は目が良いのに、仲良い子の隣になりたいから『俺目が悪い』って嘘ついてるな!」
とか見えてしまう。
そこで本当は
「〇〇くん。本当は目が良いよね?本当にクラスをハッピーにする目的でそこの席を選んだ?」
とか言いたいですよ。
でも
それを我慢します。
そこで先生が出てしまったら
子供は成長しません。
成長の機会を大人が奪ってはいけないと思います。
心ではムズムズ
しかし顔はニコニコして、子供たちを見守ります。
「君たちならできるから、大丈夫。」
と笑顔で任せます。
色々ありながら
リーダーみたいな子が数名出てきて
みんなをまとめていきます。
「まず自分の行きたいところに行って筆箱置いて〜」
「かぶったところ話し合いできる?」
「話し合い難しかったら教えてね〜入るから」
みたいな話をしているわけです。
すごいですよね!!
そして、
徐々に決まって行ったのですが
やはり、譲り合えないところがあった。
「私も目が悪いから」
「私も」
「他にもこんな理由があって・・・」
「私だって・・・」
という「私が正しい論」のキャッチボール
そのまま
授業が終了
その日には席は決まりませんでした。
そしてその次の日に書いた黒板がこちら
そして、子供にかけた言葉はこんな感じでした。
「自由席替えできるって聞いた時どう思った?
みんな『やった〜!自由にできる』って思ってたでしょ?
でもね、自分勝手と自由って違うんだよね。
その自由を手に入れるために
みんなが思いやりを持って、クラスをハッピーにしようって
頑張ったね。
先生はすごいと思うよ。
今日は、時間がなくて決まらなかったけど、多分今日のことを
次回生かして、成長すれば、絶対できる。」
実は
まだ素敵なドラマが待っているのです!!
自由を求めた
子供達の戦い最終章は
次回お伝えします!!!