みなさんには「夢」はありますか?
どんな夢を叶えたいですか?
私の学校では
もうすぐ二分の一成人式という行事が行われます。
その準備として
「将来の夢」を考えるという授業をします。
いわゆるキャリア教育のようなものです。
様々な職業を調べ
知らない仕事に出会ったり
自分のなりたい職業について深く知るものです。
しかし
ここで、子どもたちはおおきな勘違いをしています。
先生が
「あなたの夢はなんですか?」
と聞くと
100%の確率で
「サッカー選手!」
「学校の先生!」
「ウエディングプランナー」
「barista」
など
「職業」を答えます。
つまり子どもたちの中で
「夢」=「なりたい職業」
ということになります。
残念ながら
それでは夢は叶いません。
いや、かなりの確率で叶わない
と言った方が正解かもしれません。
概算ですが
夢=職業にした時どれくらいの確率で夢が叶うか計算してしてみましょう。
小学生男子の中で
「将来の夢ランキング」で圧倒的な人気を誇る職種
サッカー選手を例にとりましょう
以下のサイトによると
小学生男子の1692人中、186人がサッカー選手を夢と答えています。
つまり、小学生の約11%がサッカー選手を夢だと答えているのです。
平成27年の小学生男子の人数は6543104人
その中の11%がサッカー選手を夢見ているとしたら
約72万人がサッカー選手を夢見ていることになります。
中学生の職業ランキングでは
男子の16%がスポーツ選手と答えています。
他のスポーツも加味して
全体の5%がサッカー選手だとします。
中学生男子の人数は3465215人
つまり約17万人がサッカー選手を夢見ています。
最後の高校では
全体の7、3%がスポーツ選手を夢見ています。
他のスポーツも加味して
全体の2%がサッカー選手をだとします。
高校生男子の人数は3319114人
その2%がサッカー選手を夢見ているとしたら
約7万人がサッカー選手を夢見ています。
と言うことで
小学生から高校生まで、現在サッカー選手を夢見ている人の合計は
95万人
わかりやすく100万人ほどいます。
サッカー選手の寿命も
22〜34くらいの12年だとして
小学生〜高校生の年齢の開きも12年。
では、その夢見る100万人のうち
日本代表レギュラーになれる人は
11人です。
確率でいうと
0、001%
残りの99、999%の人は
夢が叶わないということです。
ほら。
夢=職業にしている人の多くは夢が叶わないのです。
そして、そうやって
夢=職業だと勘違いしてしまった多くの人が
努力をしたのに報われず、夢を諦めることのなります。
そして
大人になった時に
「サッカー選手なんてなれるのは一握りだ。そんなことやっててもダメだ。勉強しなさい」
とか
「夢を見るのはいいけど、現実もみようね」
とか言い始めるのです。
これが夢を叶えられない人の共通点です。
では、夢を叶えられる人はどんな考え方をしているのでしょうか?
次回は、子どもたちに向けて書いたハッピー黒板と共に
「脳の構造と夢が叶えられる人の考え方」についてお伝えします。
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