前回、ゲームは子どもの行動を続けさせる
最強ツールだということを説明しました。
まさにゲーム恐るべし。
詳しくはこちら。
それに対して
「勉強しなさい!」
「勉強しないといいところいけないわよ」
「なにやってるの!!」
というダメダメ攻撃では
子どもの心を勉強へ向かせることはできません。
まさに北風と太陽です。
強い北風でも旅人のコートを脱がすことは出来ないのです。
それより
私たちは「子どもがどうやったら勉強を楽しめるか」
を考え行動した方が良いのではないでしょうか?
そこで裏技です
それが
「ゲームの続けたくなる理論を分解して、勉強に当てはめる」
これが出来たら
勉強も同じように楽しく続けたくなるわけです。
そこで登場するのが
前回の「ABCモデル」
A(先行条件)行動直前の環境
↓
B(行動)行動・発言・振る舞い
↓
C(結果)行動直後に起きた環境の変化
これを現在の勉強に当てはめてみると
A(先行条件)お母さんの「勉強しなさい」
↓
B(行動)勉強、宿題
↓
C(結果)特になし
これでは勉強する気になりませんよね?
こんな場合もあります。
A(先行条件)テストでいい点取りたい
↓
B(行動)勉強、宿題
↓
C(結果)あまり変わらず
ここが大きな挫折ポイントです。
ゲームの素晴らしいところは
B
↓
C
までの反応のスピードが恐ろしく速い
ということです。
つまり、やった結果がすぐに表れる。
だからそれに対して次の行動を起こしやすいのです。
勉強や目標達成などは
B
↓
C
までのスピードが恐ろしく遅い。
つまり、行動から結果までにタイムラグがあるのです。
だから子供はやる気が起きない
一度その結果を受け取れることができれば
「あー。これくらい結果までに時間がかかるのか。」
となるのですが
殆どの子は
その経験がない。
だから勉強が嫌いになるのです。
では、どうしたらいいか。
それは
Cの「結果」を
テストの点や成績にしないこと
です。
例えば
子どもが自主的に勉強したらなにか美味しいものでも食べに行く
とか
大げさに喜ぶ
とか
私も勉強しよー!と一緒に勉強してみる
とか
勉強した行動の後の結果を
すぐできる子どもが喜ぶことに変えてみることです。
すると
自然と勉強を続けることができます。
その結果成績が上がれば
自分からやる気になります。
ゲームが夢中になれて
勉強が夢中になれないはずがない。
やり方を考え
行動することで
必ず夢中になることができます。
その手をたくさん作っておくこと。
それが大切です。