昔
私のブログで
大炎上した伝説のブログがあります。
その内容がこちら。
今でも
ハッピー黒板とネットで検索すると
その批判記事は私の記事を抑え
トップ5には入っていると思います。
失敗は成長するためのチャンス
しかしこれは紛れもない事実です。
しかし
私の言葉や思いが
届かないのには理由がありました。
私自身この数年同じことを伝え続けていますが
今と昔では心の持ちようが違います。
昔はその批判記事を見て
「そうか。子どもの中にもこんな子がいるかも知れない!だからみんなにハッピー黒板に対する無記名アンケートをしよう」
と違う角度からポジティブに捉えて
そこから学びをもらっていました。
いまなら
そのような人の思いがわかる気がします。
それは
苦しみを共感して欲しい
ということです。
失敗は成長のチャンス。
たしかにそうなのですが
失敗の渦中にいると
誰だってそう思えないのです。
それを乗り越えたり
時が経って振り返ったりすると
「あー。あの経験があったから今の自分があるんだ」
と初めてわかります。
一度でも、それを経験すると
「失敗はチャンスだ」
って言葉がしっくりきます。
私も
受験を失敗し、周りと比較し
自殺一歩手前までいきました。
世界一周中何度も失敗しました。
その後も絶賛失敗中です。
その度に
どん底の気分を味わい
自己否定を始めていました。
しかし
今思えば
それらが無ければ
今の幸せな、成長した自分はいません。
それを実感しているからこそ
伝える言葉に重みが出るのだと思います。
しかし
失敗の渦中にいたり
どん底の気分のときには
その言葉は逆効果だということに気がつきました。
失敗→成長→幸せ
というプロセスは間違っていないのですが
その間に沢山の工程があるのを飛ばして伝えていました。
失敗→自己否定→思考、行動(時間の経過)→成長→自己認知→幸せ
こんな感じでしょうか。
だから
失敗中の子どもに大切なのは
「共感」
です。
辛いよね。
苦しいよね。
あなたの気持ちを教えて。
と、子どもの心を傾聴することです。
技術としてではなく
子供の心に寄り添って
心から子供に寄り添って聴くことです。
そして、子どもの心が少し癒えたら
初めて一緒に未来を考えることができます。
子どもの時は特に
相手が失敗したときの周りの反応が
失敗から学べるかを決めます。
失敗したら怒られる
失敗したらがっかりされる
失敗したら迷惑がられる
そういう行動が増えると
人は失敗を恐れます。
人は失敗を避けます。
人は失敗した人を咎めるようになります。
だから私は伝え続けたい。
失敗はあった方がいい!
失敗は成長のチャンス!
伝えるための環境設定と
伝えるための相手の心への配慮を忘れずに。