子どもが一度は考える問題。
多分これを読んでいる方も一度は考えたことがあるはずです。
それは
「なぜ勉強しなければならないのか」
私が世界一周に出た理由の一つが
「子どもに『なぜ勉強しなくちゃいけないの?』
と聞かれ、自分自身答えられなかったから」
でした。
教える立場の先生が
- ただなんとなく必要だから
- 将来のため
- やると決められているから
くらいの理由しか答えられなかったら
もしくは
理屈ばかりで
子どもをほんとうの意味で
納得させられるような考えを持っていなかったら
先生としては教壇に立てない
そう思っていました。
例えるなら
営業マンが自分の売っている製品の良さや特徴を知らない
ということと同じ
大工が、自分の作っている家の最終的な完成形を知らない
ということと同じ
だとおもいます。
そして
今回
宿題ってなんでやるんだ?
ってところから
勉強ってなぜやるの?
という話し合いに発展し
1時間使ってみんなで考えてみました。
子どもは言います
「将来、仕事を選ぶ選択肢がふえる」
「将来、いい仕事につけるように」
私はこう切り返します。
「仕事を選ぶとき必要な能力といらない能力があるよね。やりたい職業が見つかった時にそれを勉強すればいいんじゃない?」
子どもはこう答えました
「でも、勉強してなかったら手遅れってこともあるし、ないよりあった方がいい」
さらにこう切り返します。
「例えると、〇〇君が将来世界一周をしたいと思いました。
その時に『スペインに行くかも知れないから、スペイン語をやって、カンボジアにも行くかもしれないからクメール語をマスターして、インドにも行くかもしれないからヒンドゥー語をやって、、、』
って全ての言語をマスターしないと世界一周にいけなくなるね。
マスターしないよりマシだもんね。
〇〇君は全ての言語をマスターしないと世界一周いけないと思う?」
「たしかに。行きたいと思ったら勉強して、スペインでも学べばいいと思う」
・・・
・・・
・・・
「じゃあなんでみんなは
勉強は必要だと思うんだろう?」
子どもたちは
周りの友達と話しながら頭を抱えていました。
なので、私はこう投げかけました
「みんなさ、勉強をした方が、しない方より幸せになれそうだって思ってるから勉強は必要だと思ってるんじゃない?」
だったら
勉強が必要な理由は人それぞれ違うよ。
だって、人の幸せはそれぞれちがうから。
これだ!!!っていう答えは
自分だけが知ってる。
それが正解か不正解かは
自分しか知らない。
その判断方法を教えるね。
それは
「あー!だから勉強は必要なのか!」
「しまった!いままで勉強してこなくて損した!」
「今日からは勉強するぞー!」
と心がワクワクしたら
それは自分にとっての正解です。
勉強は苦しむためにやるのではない。
いまを我慢して、将来楽をするためにやるのではない。
勉強は楽しむためにやるものだと私は思います。
あなたにとっての
勉強をする理由はなんですか??
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