以前
コーチング×学級経営の話をしました。
その中で、例え話として
カーナビを例にゴールを見据えることの大切さをお伝えさせていただきました。
その記事はこちら。
今回はそれをさらに
「お別れ会」にフォーカスをあてて
子どもたちと話し合いました。
お別れ会という名前が、少しワクワクしなかったので
勝手に「4ー2旅立ち会」
と名前を変更!
今日は
すこし、授業形式でお伝えします。
先生「いまから4ー2最後のレクを何やるかをきめまーす!!」
「イェーーーイ!!」
先生「じゃあ、何やりたい?」
子「鬼ごっこ!」
子「ドッチボール」
子「逃走中!!」
いろんな声が上がります。
しかし、そこで
先生
「その前にさ、ハッピー黒板にも書いたけど、この会が終わった時に、みんなはどんな気持ちになってたい?想像してみて」
子どもたちは一人一人、目をつぶったり、
外を見たり、上を見たりしながら考えていました。
そして
子「私は、終わった後『4ー2になれて本当によかった』って思っていたい」
子「人生の中で一番楽しかった!!って思っていたい」
子「長縄の時みたいに『団結できたなー』って思っていたい」
子「『これで後悔なく5年にいけるぞ』って思っていたい」
こんな意見が出てきました。
そこで
先生「じゃあ想像して。いつもやってるような鬼ごっこやドッチボールをして、旅立ち会が終わった時どんな気持ちになってる?」
子「なんかいつもと同じ感じ」
子「うーん。」
先生「よし。じゃあまた考えようか!どんなことをしたら旅立ち会の後にこんな風に思えるんだろう?」
その後近く子と話し合っていたのですが中々でず
こんな提案をしました。
先生「じゃあさ、今までで一番心に残っているレクは何?そこをヒントにすると出てくるかもしれないね!」
すると
出るわ出るわ。
あれ楽しかったなー。
あれは思い出になってる。
そんなのがたくさん出てからが
また想像力を使う時間です。
先生「たくさんでたね!では、もう一回考えてみよう。
みんなのテーマは、4ー2全員が
『4ー2になれてよかった』
『人生の中で一番』
『団結できた!』
『後悔なし!』
って思える事だよね。
それを踏まえて
どうしたらいいかな??」
すると反対意見も多数あり
会議が盛り上がり始めました。
さらに凄いのは
AとBを足して、C案を作り出したこと。
子「プレゼント交換と宝探しを混ぜたらどうかな?プレゼントを作るのが苦手な子は探す方になって、作りたい人が集まって人数分つくるのはどう?」
子「鬼ごっこは足が遅い子が後悔するから、隠れ鬼+宝探しは?」
子「逃走中の復活ミッションで人間借り物競走をやったらどうかな?捕まった人の中から人を連れてきて、成功したら逃げられるってのは?」
いろんなアイデアが出てきました。
それは
「ゴールの共有」ができたから。
最後に私達が到達している場所は
どんな景色が広がっているのかを
クラスみんなで共有できたからこそ
多彩な考えが生まれてきたのだとおもいます。
子どもの心の中から出る思いに対して
どれだけ受け止め、発信できるようにするかが大切だと思います。