※この記事は悪用厳禁としておきます。
使い方によっては
人を操ったり、動かしたり出来てしまうので。
私は、教員をやる傍ら
コーチング、心理学、行動科学マネジメントなど多くのことを学び
子どもたちがどうにか幸せになるヒントを探しています。
その中で、コーチングの資格やメンタルトレーナーの資格なんかもおまけで付いてきます。
その中で、今日は心理学の知識を使って
クラスを良い方向に向かわせる方法をお伝えします。
※ここで先に言っておきますが、自分がクラスを作っていると思っている先生は
私は好きではありません。
先生が上で子どもは付いてくるという構図自体苦手です。
子どもが自分で自分の幸せを見つけ、幸せに自分たちでなれるように手伝いをする意味
で使っています。
心理学の用語で
ラベリング
という言葉があります。
ラベリングとは
相手に対して、「あなたって〇〇だよね」
と決めつけるようにラベルを張ります。
すると、本人は貼られたラベルの通りの行動をとるようになる、
という理論です。
1960年代にハワード・S・ベッカーによって提唱された社会心理学の理論です。
例えば、血液型占い。
A型は几帳面で
O型は雑。
そんな風に言われますが、あれは根拠が全くないそうです。
しかし、A型は几帳面だよねー。
と周りから言われるから(A型は几帳面だと勝手にラベルを貼るから)
その人は自然と几帳面になっていくということです。
これを、マイナスに使う人があまりに多い!!
例えば、宿題を忘れた子に対して
「あなたって『いつも』宿題忘れるよね」
と、ラベルを貼ってしまいます。
すると、その子は無意識のうちに
どんどん忘物をする人になっていくのです。
その日は忘れたかもしれないし
前日も忘れてしまったかもしれない。
でも、『いつも』なはずはありません。
また、イタズラをしたり、ヤンチャをしたりした子がいたとして
「あの子だからねー。去年もあったしね」なんて話をする先生。
あの子はいつでもイタズラばかりする
とラベルを貼ってしまいます。
するとその先生は無意識のうちに
イタズラする面ばかり捉えます。
だから子どもはいつまでたっても、イタズラをします。
だから、ラベリングは気をつけなければいけません。
私はこんなラベリングを子どもたちにしました。
みんなは、今までにない最高のクラスにできる人たち。
みんなは、人のために行動できる人たち。
そうやってラベリングをしました。
もちろん、子どもたちを見て思った素直な感想なのですが
それを、あえて言葉にして伝えることで
子どもは自然と変わっていきます。
私自身も、そのような良いところを自然と見つけることができるようになります。
「あんたはいつも宿題しないんだから!」
「いつも嘘ばかりついて!」
そんなラベリングをしないで
子どもの良いところを見つけてラベリングしてあげると良いのではないでしょうか?