部活を辞めたいです。
LINE@で圧倒的に多い相談です。
学校がつまらない。
会社が辛いです。
そんな相談も多く寄せられてます。
相談を受けていると
多くの共通点が見つかります。
その共通点とは
先輩が怖くて
授業がつまらなくて
友達とうまくいってなくて
上司が理不尽で
という言葉の中に隠されています。
これらの言葉を分解するとこんな言葉になります。
先輩が怖くて(優しくしてくれなくて)
授業がつまらなくて(先生が分かりやすく話してくれなくて)
友達とうまくいってなくて(いい関係をあちら側が築いてくれなくて)
上司が理不尽で(自分に良くしてくれなくて)
これ全て
相手に求めていることなんです。
たしかに
理不尽なこと
納得できないこと
沢山あると思います。
それも分かります。
それを聞いた上で
私はこう聞きます。
「今、あなたができることは何がありますか?」
周りがしてくれないのは分かったけど
あなたの行動はあなたが決められます。
その時に大切になってくる思考が
当事者意識
以前こんな記事を書きましたが
子どもたちが
学校を楽しめないのは
先生のせいだけではありません。
(もちろん、その影響も多いにありますが)
学校を楽しめていない人の根底には
お客さん意識があります。
自分は変わりたくないけど
周りが自分の都合のいいように合わせて欲しい。
という思いがあります。
だからこそ
「自分が学校を作っているんだ」
「自分がクラスを作っているんだ」
「自分が会社を育てているんだ」
そんな当事者意識を育てる必要があります。
なので、私はクラスに名前をつけます。
クラスみんなで、願いを込めて。かなりの時間を使って。
まるで生まれた赤ちゃんに名前をつけるように。
それが「級訓」。
みんなでどんなクラスになってほしいかを考え、意見を出し合い、みんなで納得いく理想の名前をつける。
級訓が決まった日
黒板は、こんな風に書きました。
今のクラスは、始まったばかり。
いわば「赤ちゃん」です。
このクラスをどう育てていくかはみんな次第。
赤ちゃんが泣いた時に
なんで赤ちゃんは泣くの?私は笑っていたいのに!おかしい!
って思う人はなかなかいないですよね?
赤ちゃんは泣くもので
お漏らしをするもので
ご飯をこぼすものです。
それを
「私の思ってたのと違う」と文句を言っていても、治りませんし
放置してたら死んでしまいます。
クラスも同じ。
赤ちゃんなんだから、思い通りにいかないことも沢山ある。
そこで、文句を言うだけじゃなくて
自分ができることを考えて
少しでもクラスという赤ちゃんが幸せになるように行動する。
そんな当事者意識を持ってほしいなと思います。
あなたの職場をどう育てますか?
あなたの部活をどう育てますか?
あなたの家族をどう育てますか?
あなたのクラスをどう育てますか?
考えると見えてくるものがあると思います。