私が子どもたちと接する時に一番気をつけていることがあります。
それは
子どものありのままを承認すること。
承認とは「受け入れる」「よく見る」ということだと思っています。
逆に
褒める、叱るは最終兵器だとも思っています。
なぜ褒めてはいけないのか
なぜ叱ってはいけないのか
それはこちらの記事に書いてあります。
しかし、教育現場はどうしても叱らなければいけない場面にも遭遇します。
たとえば、誰かが誰かを傷つけてしまったり
命に関わるような危ない行為をしていて、すぐに辞めさせなければいけない場合等
しかし、そんな時も
常日頃の承認空間の中で
信頼関係がなければ
「うぜー。なに言ってんの?」となるわけです。
常日頃から受け入れてもらえる、見てもらえていると思うから
指導が入っていくのです。
さて、今日は
子どもたちのモチベーションを劇的に上げる方法をお伝えします。
これは、家庭でも、職場でも有効な方法なので是非活用してみてください。
「モチベーションを劇的に上げる方法」それは
間接話法です。
簡単に言うと
Aさんが君のこと〇〇って言ってたよー
と伝えることです。
これは、効果絶大です。
良くも悪くも。。。。
例えば、このように、子どもに
「校長先生がみんなのこと挨拶がステキで素晴らしい学級だなー!って言ってたよ!先生も嬉しくなった!」
って伝えると
私が「挨拶ステキで素晴らしい学級だね!」って言うより何倍も子供の心にはいります。
特に少し反抗期だったり、信頼関係がまだ出来ていないときはさらに有効です。
なぜかと言うと
反抗するにも相手が目の前にいないからです。
目の前の人に褒められると
「いつも見てないのに調子いいこと言って」と言えてしまいますが
間接話法は目の前に否定する相手がいないのです。
なので、子どもたちはそれを受け取ります。
しかし、陰口なども同じように効果絶大なので気をつけてください。
「Bくんが君のことうざいって言ってたよ」なんて、他の人から聞かされたら
本気で凹みますよね。
戦う相手がいない分、深く心に刺さるからです。
この間接話法にはコツがあります。
それは
その場にいない人のことを褒めまくる
です。
そして、その場にいない人の悪口は絶対に言わない
です。
そして、あとは、自然に伝わるので放置することです。
自分から「俺が〇〇くん褒めてたの伝えといて!」
なんて言ってしまうと興ざめです。
伝わるか伝わらないかはどうでもいい。
勝手に伝わります。
自分ができることは
その場にいない人の凄いところや尊敬するところを言いまくり
その場にいない人の悪口や陰口を言わない
この2つだけ。
すると、勝手に周りのモチベーションは上がっていきます。
家庭でも同じです。
お母さんは、子どもにお父さんの悪口を言っていると
お父さんの信用は全く無くなります。
「お父さん仕事で遅いからもうご飯たべちゃいましょ!」なんてのも禁句です。
ステキな家庭を作りたかったら
帰りが遅いことにイライラしても
「お父さんは、私たちのためにこんな遅くまで働いてくれて凄いよね。でも、遅くなるから先にご飯をたべようね」
と言う方がいいらしいです。
そして、お父さんがいなくても
まずはお父さんの茶碗にご飯をよそってラップをかける。
そうすると、子どもとお父さんの信頼が格段に上がるというデータもあります。
お父さんはお父さんで
家にいるときは「お母さんはすごいよな。家のことをやってくれて、ご飯作ってくれて。本当にありがたいよね」とお母さんを褒める。
自分で自分を「すごいんだ!」と言わなくても、子供の心には入っていきます。
これが間接話法です。
よかったら使って見てください。