熱くなれる瞬間。
私はすごく大切な時間だと思っています。
みなさん、小学生の時の記憶はどんなものがありますか??
小学校の記憶の中で
いまでも覚えているのが
小学校4年生の、サッカー部のレギュラーになれずに泣いて帰った大会。
運動会のリレーで
3位でバトンをもらい1位でゴールテープを切ったあの瞬間。
親が企画をしてくれた
3つの市をまたいで、自転車で旅をする誕生日企画。ドラクエ風謎解きダンジョン(いま名前をつけました笑)
中学の記憶は
先輩の代の試合に出場して、PKを自分が外して負けた先輩最後の夏の大会。
号泣しました。
本気で全国大会を目指して走りまくった部活の練習の日々。
当時の彼女とのファーストキス笑
そんな感じです。
皆さんはどうですか??
大人になって振り返ってみると
授業の時間ってほとんど覚えてなくて
(知識は残っていますが)
心にあるのは
いつも「熱くなった瞬間」です。
私たちの命が尽きる時
あの世に持っていけるものは何もない。
その時
自分の人生を振り返ったとき
「あー。こんなに自分の人生を生き切ったな」なんて思えることこそ
一番の幸せなんじゃないか。
そんな風に考えるようになりました。
だから、目の前の子どもにもこう伝えます。
「やらなきゃいけない」ことばかりに人生を使うな!
「やりたいこと」を全力でやってみろ!
熱くなれる瞬間を
出来るだけたくさんつくろう!
今回の黒板でもそうです。
私たちのクラスは5年ですが
作戦を立て、何度もシュミレーションをして
6年生に勝ちました。
そして、決勝に駒を進めました。
決勝の相手も6年生。
また、時間を使って作戦を立てます。
「そんな時間があるならもっと勉強した方が将来のためになるんじゃないの?」
そんな声も聞こえてきそうです。
確かにドッジボール大会に優勝したからって
賞金なんて出ないし
受験に有利なんてないし
将来の自慢にもならない。
無駄かも知れない。
でも
この熱くなれる瞬間は本当に尊く価値があると私は思います。
「僕は苦手だから、外野行ったらなかなか戻ってこれない。どうやったら当てられないですむ?」と真剣に考える子
「〇〇ちゃん外野いける?私と二人で挟んで先に内野を少なくしよう。出来るだけ苦手そうな子ねらって!」
「内野からは外狙っていいけど、外野からはなるべく中央を狙おう。外狙って避けられると相手の外野ボールになっちゃうから」
そうやって得意な子だけじゃなくて
苦手な子も含めた全員が
「6年を倒して優勝したい!」
「このチームで勝ちたい」
そうやって、作戦を練る姿。
その姿は本当に素敵な時間だと思います。
こうやって熱くなれる瞬間を
どれだけたくさん作れるか。
それは、人生においてとても価値あることだと思います。
ちなみに
ドッジボール大会の結果は
見事優勝でした!!!