前回の記事で、子どもが「自分で考えて行動する」人になってほしいと願って
一日「全員ノー指示デー」という日を設定し
先生も子どもも一緒になって達成を目指しました。
詳しい内容と結果はこちら
指示待ち人間製造機になるな。良かれと思って差し出すその手が、相手の未来を奪う。子供を指示待ち人間にさせない方法 - 現役教師が小学生の子ども達に毎日送るハッピー黒板
しかし、それが一過性のものになってしまったら
それは単なるイベントにすぎません。
子どもは、瞬間瞬間を楽しむ能力には非常に長けています。
本当に大好きなものに関しての集中力、持続力は素晴らしいです。
しかし
飽きも早い
我々教師は、そんな子どもたちが
ワクワクしながら、いかに楽しみながら、成長させられるかが勝負です。
今回子どもに身につけてほしい
「自分で考え行動する能力」
これは、日々の習慣にまでおとし込めていくことが大切です。
そのためには、子どもが毎日意識できるように
教師側も子どもがやる気になるような手段を
たくさん用意しておくことが必要です。
前回、やる気にさせた方法は
「協力」でした。先生も一丸となって一つの目標を達成しよう!
です。
しかし、次の日も同じ手法で子どもがやる気になるかといえば
そうではありません。
同じものだと飽きてしまうのです。
やりがいを感じたり
楽しさをさらに感じたり
必要性を感じる前に
飽きるのです。
だから、今回は
こんな黒板を用意しました。
あえて敵を作る
今回は
スーパーにの先生vs子ども
という構図でチャレンジをしました。
あえて敵を作ることで
味方同士の結託はすごくなる。
今回は先生は「敵」
みんなができていないところは、すぐに指示しちゃうよ〜。
昨日は言いたくて言いたくてうずうずしてたけど
言わないでおいたんだ。
先生がフルパワー出したら
チャレンジ達成なんて無理無理🎶
ただし!今回は、先生がフルパワーだから
仲間同士の指示の出し合いはオッケーにしてあげよう
みんなで協力して
フルパワーの先生に勝てるかな?
まぁ精々頑張るんだな!( ̄∇ ̄)wwww
こんな感じで悪役感満点、ウザさ満点で
子どもたちにも語りました。
すると子どもは
やる気スイッチオン!!!
その一日は相当すごかったです。
本当に注意をしたくてもできないレベル。
子どもがお互い先回りをして
注意し合う。
それ以前に、全員が時間を気にして動いている。
話を聞く姿勢をしっかりとっている。
クラスで授業を盛り上げようと動く
そんな姿が見られ
思った以上の効果がありました。
最後の最後で「宿題を出していないのにごまかした」子が一人。
朝までに書く明日の予定を書いていない子が数人いて
チャレンジは先生の勝利に終わりましたが
(そのことについて書いた黒板があるので、それは次回のブログで書きたいと思います。)
一日終わった後
子どもたちに感想を聞いたところ
「面白かった」
「またやりたい」
「なんか楽しい」
そんな反応があったので
ちょくちょく続けていきたいと思います。