クラスの係活動を0にする!
以前、こんな記事を書いたことがあります。
私は本気でクラスの係活動を0にしたいと考えています。
詳しくはこちら。
実は・・・
記事を書いた時
結構な勢いでブログが荒れました。
メッセージでも
「お前はアホか!塾でやれ」
「クラスが荒れる要因。学校を私物化している最低教師」
「周りのクラスのことも考えたらどうですか?」
色々言われました。
でもね。
応援してくださる方もたくさんいて
「素敵な取り組みですね。感動しました」
「私もそう思います!」
「実は、私もそんな環境を目指しています」
そうやって言っていただけることも多くあるのです。
今回も
そんな方に届けばなと思っています。
これに関しては
文字通り賛否両論あります。
だけど、本気で子どもたちを幸せにしたいと考えて行動していると
足並み揃えて
みんな一緒
では、もう何もできないですよ。
学校全体のルールはあります。
それは守らなくてはいけないと思っています。
しかし、その
大きなルールのもと
何を各先生がアレンジできるか
子どもたちが主体的に行動できるようにするか
そのために先生が何を学び何を実践するかが大切ではないでしょうか?
クラスが楽しくない
クラスがつまらない
そう思っている子どもたちの多くは
「義務感に縛られているから」だと思っています。
宿題だって
勉強だって同じこと
やりたくもないのに
無理やり出された宿題。
必要性を感じていないのに
無理やり設定されるテスト
そして
勝手に点数化される評価
そこに私は疑問を感じています。
たしかに小学校は
「基礎学力」の定着を目的にしているところがあります。
そのため、子どもの「やりたくない」に対して
「いいよー」と素直に言えないことがあります。
しかし、この世の中
基礎学力って知識のことなのかと言われると疑問です。
もっと
コミュニケーション能力
失敗してもチャレンジする思考力
やりたい事をカタチにする力
やりたい事を続ける習慣力
そんなものを身につけた方がいいのではないかと感じます。
そして、今の教育現場で盛んに叫ばれている
主体的で対話的で深い学び
主体的って何?って方はこちらのブログをご覧ください。
私は、授業以外でも
この主体性は身につくと考えています。
そして、
主体的に動くためには
「義務感」を極力排除しなければいけないとも考えています。
子どもたちも私たちも
管理されても、能力は伸びないと思っています。
管理というのは、1世代前の
大量生産大量消費の時代にマッチした考え方です。
誰もが同じ事を同じクオリティで作業できるようにするためには
管理が必要でした。
しかし、時代は変わり
発想力が求められるようになりました。
思考力が必要になってきました。
だからこそ、
勝手に決められたことを
ただ義務的に、機械的にやることは
あまり必要ではなくなったと思っています。
そのために
新年度、クラスの子どもたちには
「3学期には係活動を無くしたい」
「世界一失敗の多いクラスを目指す」
そう伝えています。
それを伝え続けて半年。
係活動がどうだったかの「見直し会議」を行いました。
結果から先にお伝えすると
27役必要だったものが
半分に減りました。
もうすでに、思いやりで回っている係が何個もありました。
「配り係」
係の子だけではなく、殆どの子が配りものに気が付いたら自然と配っています。
「体育係」
並ばせる→自然と並べます。並ばせる人は必要ありません。
体操する→基本の流れは一緒。やりたい人で持ち回りでオッケー。ってか最近はチームで考えてチームリーダーが体操してるし。
そんな感じです。
そうやって本当に必要な係と
思いやりで回っている係とを分類しました。
そして余った人たちは
係なんてやらなくていい
とまではいかないので
(本当はそれでもいいのですが、なかなか笑)
必要な係に割り振ったり
教科別に係をつくったり(しかし、やる内容は決まっていない。自分たちで考える)
しています。
これも、クラスの中に
友達やクラスのために行動できることはステキなことだという空気があるからできることです。
思いやりでクラスを回せるまで後半分。
綺麗事言って行こうじゃありませんか。