私の学校では
朝と帰りに3行スピーチという
スピーチを子どもたちが行います。
テーマはクラスで決めていますが
今回、スピーチだけでは面白くないと思い、
教育界では有名な菊池省三先生が推奨している
オフィシャルサイトはこちら
【ほめ言葉のシャワー】を子どもたちと実践してみました。
ほめ言葉のシャワーのやり方
1. その日ほめられる生徒1人を決め、他の生徒は1日主役の生徒の良いところを探す
2. その日の帰りの会などで、主役の生徒はみんなの前に立つ
3. みんなはその日主役の生徒が頑張っていたことをほめる
4. ほめられた生徒はお礼のスピーチをする
5. 最後に教師がコメントして終了
主役の生徒をほめるときは、「事実(エピソード)+気持ち(なぜそれがいいのか)」の構成でほめます。
例えば「◯◯君が帰りの会の前に、みんなの水筒を配っていました。さりげない優しさが素敵だなと思いました」というようにほめます。
ほめ言葉は、1人の生徒が話し終わったら間髪入れずに次の生徒に移ります。
その日の主役の生徒の言動を他の生徒と重ならないように、エピソードを探し、理由を添えてほめていきます。
しかし、
今回、このほめ言葉のシャワーをやるにあたり
危惧していたことが数点ありました。
1.帰りの会が遅くなる
2.無理やり探さなきゃいけない子がでると無理やり探された気持ちが伝わって良い気分がしない
3.言えずに少し止まってしまう子へ視線が集中すること
こんなことが危惧されると思い、次のような対策を立てました。
ほめ言葉のシャワーを教師が勝手にやる空気を作らず
みんながやりたいと思うまでの導線を敷く。
たぶん、教師が「今日からほめ言葉のシャワーをやるよ!やり方はね・・・」なんて始めてしまったら
中には「恥ずかしい!」「言うのめんどくさい」という反発もあったかも知れません。
そのために、2週間ほどかけて
ほめ言葉のシャワーっぽいことを小出しにして
「なんか、みんなから褒められるって嬉しいな」
「なんかみんなを褒めるって気分いいな」
という気持ちにさせておきました。
そこから、「これをスピーチの代わりにするのどう?」と持っていくのです。
その日あったことじゃなくてもOK!
スピーチ前に少し考える時間を設ける
そうすることで、ラフに褒められる空気になりました。もちろん先生もほめます。
15分〜20分ほどかかると言われているほめ言葉のシャワーですが
アレンジ次第で10分かかりませんでした。それでも効果は十分あると思います。
効果①
良いところを見つける訓練になる。
今日はこの子ということは、朝の会で紹介します。
すると、その子のことを自然と観察するようになります。
しかも、「良いところはないかな」と探すようになるので
自然とクラスが良い雰囲気になっていきます。
効果②
普段あまり目立たない子にもスポットライトが当たる
普段目立たない子が実はクラスのことをたくさんしてくれていることがあります。
先生が毎回紹介するだけでなく子どもたちが気付いて褒めあえるところは大きな効果だとおも思います
効果③
クラスの雰囲気が明るくなる
毎日ほめ言葉が飛び交うので、自然とクラスは明るくなります。
全員一回りした最後は
「先生もほめよう!」と言ってくれてみんなに褒めてもらいました(*´∇`*)笑
久しぶりにこんなに褒めてもらいました笑
実際やってもらって、少し恥ずかしいような、嬉しいような、笑ってしまうような感覚でしたが
さらにこの子たちに愛を注ぎたいなと思えるようになりました。
これは、家庭でもできる事だと思います。
毎日、家族の良いところを1つ言い合うなんてしたら楽しそうですね!
ぜひやってみてはいかがでしょう?