前回は、ほめ言葉のシャワーの簡易バージョンの実践を紹介しました。
詳しくはこちらです。
そして今回は、全くその逆を行ってみました。
動けば変わる。です。
確かにほめ言葉のシャワーにはたくさんの良い効果があると思います。
また、一年続けてこそ意味があると様々言われていることも百も承知です。
しかし
私は「良い学級を経営する」
ことが最終目標ではなく
子供を
どんな先生だろうが、
どんな環境だろうが、
どんな仕事に就こうが、
どんな人生だろうが、
自分自身で、幸せを見つけそれに向かっていける人
自分自身や周りの人を幸せにしていける人
に育てることを目的としています。
つまり、「ハッピーな人」を育てたいのです。
そこに一番必要なのが
「自分が自分を好きでいる力」
環境に依存するのではなく
自分から環境を作っていくためには
「発信」と「受信」が必要になります。
今回のほめ言葉のシャワーは
「発信」をメインにしたワークだと思います。
次は、その言葉をしっかり「受信」できる自分作りが必要だと、私は考えたのです。
これは電話に例えると分かりやすいのではないでしょうか。
例えば、電話は「発信者」と「受信者」が存在します。
その中で「発信者」が、悪い情報や誹謗中傷を発信していたら
周りの環境は良くなりません。
だから、自分が発信者であるときは、人の良いところを見る訓練をし
そこをさりげなく伝えてあげられたり、恥ずかしがらずに伝えることができるようにしたりすることが大切だと思います。
それは「ほめ言葉のシャワー」で育つ能力だと思います。
一方「受信側」の練習も必要になってきます。
例えば、どんな状況やどんな発信者からの言葉も
「プラスの言葉に捉えて、自分を成長させる」
ことも可能です。
マイナスな発信は「着信拒否」をすることも必要です。
しかし、逆に、発信者側がどんなに褒めてくれても、どんな素敵な情報を伝えてくれても
「私なんて・・・」
「私は受け取る価値がない」
「本当は思ってないくせに」
と着信拒否をしてしまうこともあります。
素敵な人生を作ってける人は
この「発信」と「受信」をものすごく日々気をつけていたり
自然と良い「発信」「受信」を繰り返しているのです。
話を今回の黒板に戻します。
前回までのスピーチでは「発信者側」での練習を行いました。
クラス全員から褒めてもらって
嬉しいとは思います。
しかし、中には、こんな子もいたと思います。
「そんなことないのに・・」
一番大切なのは
「自分で自分の良さを認められること」
私は、人生の中で最も大切だと思っています。
別にナルシストになれと言っているのではありません。
でも
褒められたとき
「そんなことないですよ」
って着信拒否をしている人を多く見かけます。
相手を立てるために言っていることかもしれませんが
言葉は人生を作ります。
なので、私は「ありがとうございます!」と受け取るようにしています。
そして続けて相手の良いところも伝えるようにしています。
今回のスピーチは
「自分で自分の良いところをみんなに伝える」
実は、これになれていない人は
相当抵抗があるようです。
そのための絶対条件として
「人と比べない」
「自分はピアノできるけど〇〇ちゃんには勝てない」
「自分は足が速いと思っているけど、〇〇くんのが速い」
なんて思っていると
ピアノが得意な人は「世界一のピアニスト」しかいなくなります。
足が速い人は「ウサインボルト」しかいなくなります。
誰かと比べるのではなく
自分が思っていればいい
それでいいのです。
その根拠のない自信が
人生を作っていくのです。