私は、教員である傍ら、休みや平日の空いた時間を使って
ビジネスも学ぶようにしています。
その経営の仕方や考え方や部下への接し方
実は学級経営や、子育てにも生きてくるように思うからです。
昔は、いい先生になれば、素敵な子が育つ
と考えていました。
だから、トーク技術を学び、教え方を学び、コミュニケーション方法を学び、知識を蓄え自分自身を鍛えていました。
自分自身がキラキラした大人代表であることを意識し
毎日楽しく過ごしました。
そのおかげで、自分自身本当に力がつき
子供達にも「楽しい」「面白い」「わかりやすい」と言ってもらえるようになりました。
しかし
それだけではダメだったのです。
確かにその一年はすごく素敵な学級になりました。
4年生なのに、学級のほとんどが号泣するくらいの修了式。
このクラスがいい
来年もこのメンバーで
来年も先生とがいい
そんなクラスになりました。
正直すごく嬉しかったです。
でも
これは、ただの依存でした。
次の年に受け持った先生は大変です。
「あの先生がよかった」
「あのクラスがよかった」
そうやって過去に依存している子達を受け持たなければならなくなります。
最高なクラスを作るために
教師が学ぶなんて言うのは必要最低限です。
むしろ、学んでいない、ただ知識を撒き散らすだけの先生は
はっきり言って不要です。
それなら、わざわざ学校へ行かなくても、塾やスマホ授業で
知識をわかりやすく教えてくれる場所はいくらでもあります。
もう一度言います。
教師が学ぶなんて言うのは必要最低限です。
むしろ、学んでいない、ただ知識を撒き散らすだけの先生は
はっきり言って不要です。
そこで、現在一番最高なクラスを作るために気をつけているのは
「子供に任せること」
です。
なるべく授業でも先生は出しゃばらない。
子供達だけで学べる空間を準備する。
要点やポイントだけ説明したら「やってごらん」と子供の活動時間を保証することです。
授業だけなら多くの先生が研究されています。
私より素敵な授業を行う先生はごまんといます。
私は、それを学級経営でも行うように心がけています。
子供同士のトラブル
学級での出来事
忘れ物
・
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・
そんなとき、「自分の学級なんだから、自分がなんとかしなきゃ」
と先生が率先して乗り出します。
喧嘩をしていたら
双方の話を聞いて、どっちも悪かった部分があったことに気づかせて
先生「どっちも悪かったところあったよね。じゃあどうしようか?」
子A「謝る・・・」
先生「Aくんはこう言ってるよ。Bくんはどうする?」
子B「謝ります・・・」
先生「じゃあお互い謝って。これで仲直りだね」
これ、やりがちです。
これが悪いと言っているわけじゃないです。
その年齢に応じて、代弁してあげるのは大事なのですが
やりすぎ!!!!
私の場合は
喧嘩が起きたら
まず、これを聞きます。
「この喧嘩。解決に先生の力が必要?」
たいていの場合は
「自分たちで解決します」
「自分たちでやってみる」
なんて言葉が返ってきます。
そんな場合は
「オッケー。じゃあ、少し時間あげるから二人で話し合いな。もしなんか困ったことやどうしても解決しない場合は先生呼んでいいからね」
で、あとは双方に任せる。
すると大体お互いで解決できます。
そのあとにそれぞれに
「どんなふうに解決したの?教えて〜」と話を聞きます。
それでオッケー。
子供は自分たちで解決できるし
自分たちで今後どうするかまで考えられる。
そこを「自分がなんとかしなきゃ〜」と思っているのは
子供にとって失礼です!
子供の力を甘く見過ぎです。
子供が本当に助けを求めてきたら、初めて
先生が助けてあげれば良いと思っています。
それまでは、こどもがなんとかできます。
たまには授業も子供に任せることもあります。
その時の記事はこちら
先生がなんとかしなきゃではなく
子供達が「自分たちでなんとかするんだ!」
という思いを育てるからこそ
子供は伸びるのだと思います。
今回も、子供がほとんど授業を回していました。それぞれが、役割分担し、役割を理解し、協力して行く。
そんな素敵な姿が見られました。
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