いきなりですが皆さんはこんな経験ありませんか?
初対面が苦手で何を話したら良いか戸惑う・・・
自分が伝えたいことがうまく伝わらない・・・
話していても相手を楽しませられていない気がする・・・
会話が続かない・・・
私は、教師になる前から
こんな真剣に「コミュニケーション」について本気で学んできました。
なぜか学校ではコミュニケーションの上手な取り方って教えてくれないんですよね。
学校では
日常生活で悩みながら迷いながらぶつかりながら
実践の中で学んでいく
みたいな感じです。
確かにそれが一番上達する方法かもしれません。
しかし、中には
コミュニケーションがうまく取れず
人と話すことが怖かったり
人と話すことを避けたり
そんな風に、コミュニケーションに対して苦手意識を持っている子も少なくありません。
逆に自分は喋りが好きで、たくさん喋れるんだけど
聞いている方がうんざりしてしまっている場合もあります。
今日はそんな方のために
コミュニケーションについての大原則と
覚えておいた方が良いコミュニケーションスキル
についてお伝えします。
コミュニケーションの大原則
・コミュニケーションはキャッチボールと同じ
コミュニケーションとは、いわゆるキャッチボールです。
これは、素敵なイラストがあるので
ぜひ見てください。
こうやって、会話=キャッチボールだと思って自分の会話を見てみると
コミュニケーションを振り返ることができるのではないでしょうか?
・自分と全く同じ価値観の人はいない
次は、この原則です。
これを知っておくだけで、かなりコミュニケーションの核心に迫れます。
なぜ、うまく相手とコミュニケーションが取れないかというと
「相手と自分は同じ考えなはずだ」と勝手に思い込んでいるから
です。
子供同士でも、同様のことが起きます。
例えば、
A君が、B君に対して
「バ〜〜カ〜〜〜」と言ったとします。
するとB君は泣いてしまいました。
これは、学校の中では
A君が悪口を言ったから悪い
で終わりそうなものです。
指導も「相手が嫌がることは言わないようにしなさい」
と伝えるだけで終わってしまいそうです。
しかし、それだけではないのです。
実はA君は
「バ〜〜カ〜〜〜」
と言うことで、B君の興味を引きたいだけなのかもしれません。
つまり、A君はB君に嫌がらせをしてやろうと考えていたわけではなく
「バカ」と言うことで、気を引きたい、仲良くなりたいと思っている
と言うことです。
ここで、大原則「同じ価値観の人はいない」です。
A君の考え=「自分はバカって言われても別に大丈夫。友達だし」
B君の考え=「友達だってバカって言われたくない」
このズレがあるということをあらかじめ覚えておくといいということです。
それを理解すると
最終的にはこんな感じになります。
( )は心の声です
A君「バ〜〜〜カ〜〜〜!(俺に気づいて!、俺にかまって)」
B君「シクシク(そんな言い方しなくても・・バカって言われた・・・)」
A君(あれ?思ってた反応と違う。ただ遊びたいだけなのに)
A君「ごめん。本当はバカって言いたかったわけじゃないんだ。遊ぼうよって言いたかっただけなんだ」
B君「え?そうなの?」
こんなにうまく流れはしませんが
自分たちでこうやって「相手と自分の価値観は違う」と理解しておくことで
コミュニケーションのズレはだいぶ解消できます。
それを周りの大人が理解しておくと
最初は、本当の心を引き出してあげて、相手に伝えてあげることができます。
これは、会社でも、仕事でも同じことが言えます。
言い方ひとつでも
「コピーとっといて!」と言う一言が「むかっとくる人」と「何も思わない人」がいます。
お願いの仕方ひとつでも
商談の仕方も
相手が違えば、刺さるポイントが違います。
それは価値観が違うからです
自分と違うことを理解した上で
相手に合わせて話ができると、コミュニケーションは上達していきます。
ここからは、コミュニケーションスキルについてお話しします。
上手なコミュニケーションの順序。
上手にコミュニケーションを図るためには
以下の手順で行うと、とても良いことわかっています。
①価値観のギャップを認識する
②相手の価値観を理解する
③自分の価値観について話す
④今後どうしたら良いのか話し合う
この手順で行けば
かなりの確率で、対立せず
お互いを理解し合うことができます。
①の価値観のギャップを理解するは
先ほど書かせていただいたので省きます。
②相手の価値観を理解する
自分の価値観を話す前には
必ず、相手の価値観を聞きましょう。
自分の言いたいことは、すべて相手の話を聞いてから。
頭の中で「どうやって反論してやろう」
と考えているのはもってのほか。
まずは相手を理解しようと努めてください。
例えば、部活ばかりしていて、勉強をしない子がいたとします。
そんな時に
部活と勉強どっちが大切だと思う?
部活もいいけど勉強もしないと
私は勉強の方が大切だな
こんな風に問いかけたり、話をしてしまっては、相手の理解に繋がりません。
相手を理解するために質問をして見てください。
○部活頑張ってるけど、どんな点を大切にしているの?
○部活から学べることがたくさんあるよね。それを大切にすることはいいことだと思うよ。
○そこまで部活に力を入れることはいいことだね。部活にはそこまで魅力があるんだね!
こんな感じで
一旦相手の価値観を受け入れる。
ただ受け入れるだけではなく、どのような点が大切なのかを聞くと良いと思います。
③自分の価値観について話す
相手の価値観をしっかり理解したら
次は、自分の価値観を伝えましょう。
大切なのは相手の価値観を否定しないように自分の価値観を話すことです。
例:
×「自分があなただったら勉強も頑張るかな!」
×「部活より勉強の方が大切だと思うよ」
×「運動を続けたって、将来職に就くのは難しいよ。今勉強しておかないと、将来困るのはあなただよ」
○「私はは部活には部活のいいところがあると思うし、勉強にもいいところがあって重要だと思っている」
○「その部活ができる高校に行くには、試験に合格しなければいけないね。と言うことは、勉強がどうしても必要になるね」
こんな感じです。
④今後どうしたら良いのか話し合う
自分がすべて正しい
自分の意見が最適
そう思っているうちは、円滑なコミュニケーションはとれません。
年齢、職業、地位などは関係なく
すべて対等だという考えから
相手の意見も自分の意見も尊重しながら
お互いで話し合う
それが円滑なコミュニケーションには必要です。
①→②→③
と進んできたあなたは
もう、話し合いはできるはずです。
いかがでしたか?
こんなコミュニケーションの仕方をしていくと
コミュニケーション能力は上がります。
ぜひ参考にして見てください。
もし、そんなコミュニケーションについてもっと知りたい場合は
ぜひ遊びに来て下さい!