「何で勉強するの?」
そうやって考えたことってありませんか?
私は、よく思っていました。
また、私が世界一周をするきっかけとなったのも
子供に言われた「何で勉強するの?大人になってこんなの使うの?」
と言われ、それに明確に応えることができなかった自分がいて
目の前の子供と向き合う勇気がなかったことがきっかけでした。
詳しくはこちら
しかし、いろんな経験をして
いろんな子供、いろんな大人と出会って
自分なりの考えを身につけました。
「なぜ勉強するの?」
その答えは
人によって全く違う
時期によって全く変わる
場合によって違ってくる
ということです。
そもそも「これが正解だよ」なんていう答えは存在していないのかもしれません。
目の前の子供には子供の正解があり
それが必ずしも自分の正解とは違っているかもしれない。
それでいい。
そう思うようになりました。
だから子供に「何で勉強するの?」の回答はこうです。
「何で勉強すると思う?一緒に考えてみようか?」
「どんな理由でも、君がこれからその理由を正解にしていけるよ」
です。
先生だって親だって
本当の正解なんてわからない。
だけど「なぜか大切」だと思っている。
「なぜか大切」だと肌で感じている。
そういうところでしょう。
だからこそ、私は学び続けることが必要だと思います。
学んでよかったな
勉強するって幸せだな
そう感じる瞬間に出会えたら
心の底から「勉強って本当に楽しくて、面白いよ」
と言えるかもしれません。
私は、大人になって学び続けて初めて
その感覚を味わっています。
前置きが長くなりましたが
ここからはその「何で勉強するの?」という問いに対する
一つの考えをお伝えしようと思います。
これがしっくりくる方もいれば
しっくりこない方ももちろんいらしゃると思います。
それで良いとも思っています。
もし、しっくりくる方がいらっしゃれば
同じような考えの方に
お伝えいただけたらなと思います。
勉強をする大きな理由
それは
想像力を養うこと
私は
「世界は誰かの想像力でできている」
と思っています。
例えば、今皆さんがこのブログを読んでいるスマホだって
10数年前
スティーブ・ジョブスや、いろんな携帯会社の人たちの
「ボタンのいらない、タッチだけで簡単に操作できる持ち歩けるパソコンがあれば便利だな」
という想像力から生まれました。
みなさんが乗っている
電車も
車も
自転車だって
「もっと楽に移動できたらいいな」
という想像力から生まれているものです。
想像力を養う
という点では、学校の勉強もなかなか役に立ちます。
今回は、みんなで「春」という題で俳句を作りました。
社会では加工食品の「缶詰」の工程を勉強しました。
その中で「缶詰」を作った最初の発想ってどんなんだと思う?と
その缶詰を作った人を想像させました。
これも想像ですが
「マグロ腐っちゃうよ〜!大量に取れるのはいいけど」
「何か保存できるものはないかな〜〜」
「もっと遠くに届けられたらいいのに〜」
なんて思いつつ想像して
試行錯誤の末
「缶に詰めてみよう!!!」
ってなったのかもしれません。
でも、その想像を誰かがしていなかったら
目の前に缶詰はないのです。
それを子供と劇をしながら話していたら
「缶詰作った人すげ〜〜!」
「その発想すげ〜!」
ってなりました。
それが
大事。そうやって勉強することで
自分も何か想像したいな
想像って楽しいな
そう思えた時点で
今回の「勉強」はその子にとって大切な宝ものになったと思います。
もし、共感していただけることがあれば
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