人には誰もが持っている欲求があります。
マズローはそれを5段階の欲求に分けました。
成長するにつれて
「自己実現欲求」というものが出てきます。
これは脳が発達した人間にしかない欲求だと言われています。
その欲求を満たすためには
①目標を自ら立てること
②道筋を見つけること
③実践できる環境があること
④成長を実感できる環境があること
この4つが必要だと私は思っています。
実は、この4つ。
学校の授業でも満たすことが可能です。
(一番下に、目標達成のコツのブログ一覧、学校でできる授業や宿題を楽しむコツのブログをまとめました。よかったら見ていってください)
一つ例を挙げると
体力テスト
え??そんなことできるの?
そう思いません??
できます!!!
むしろ
それと同時に、
目標達成スキルも身につけることができるのです。
私の学校では
この5月中は「体力テスト」の真っ最中です。
体育を専門科目としている私としては(実は専攻は体育なのです。)
どんな子どもでも楽しんで体育をやれるようにしたい!
体育を通して「できた!」という喜びを味わって欲しい
体育を通して目標達成のスキルを磨いて欲しい
体育を通して目標を達成する喜びを味わって欲しい
という熱い思いがあります。
体育って苦手、得意はあるけれど
体力テストは毎年同じ測定をするので
「自分の成長が目に見えてわかる」という利点があります。
明確に自分と比較できますし
どれだけ伸びたかも正確に分かります。
ただ淡々と測定をしていくのではなく
ここで一工夫。
この一工夫をすると、つまらない体力測定が、
自己実現欲求を満たし、目標達成のスキルを磨く授業になります。
去年の記録を紹介して
全国の平均を紹介したり
全国トップの記録を紹介したり
同じ市内の平均を紹介したり
同じ市内のトップの記録を紹介したり
昨年度の本校の平均を算出して紹介したり
昨年度の本校のトップの記録を紹介したり
本校の歴代トップを紹介したり
先生の記録を紹介したり
動物界で体力測定をしたらなんていう、豆知識も伝えました。
そんなものを参考に
自分の今年度の具体的な数値目標を決めさせました。
「過去の自分より少しでもいいから記録を伸ばしたい」子もいれば
「歴代トップの記録を抜かす」という子もいます。
目標は人それぞれ違ってよいのです。
そして、その記録のために
効果的な練習を伝え
休み時間に自由に試しの測定ができる場の工夫
正しく正確に測定を行い
何度か測定を行います。
ただ50Mを走るだけではとってもつまらない授業。
しかし
「この記録を絶対超えるために50Mを走るんだ」という思いがあれば
ものすごく真剣になります。
少し手間はかかりますが
目標を子どもたちが自ら立てられるように工夫して
その達成に向けて、自分たちで動ける工夫さえすれば
子供は自分たちで伸びていく。
そんな風に感じます。
目標達成について詳しく知りたい方は、以下のブログを参考にしてください。
授業の工夫、宿題の工夫が知りたい方は以下のブログを参考にしてください。