LINE@よりこんな質問をいただきました。
1つ伺って良いでしょうか?
夢があるのにゲームに沢山の時間を過ごしている息子をみて、(ゲームをすることは悪いとは言ってなく、ゲームに支配されていることが多々あり)
そんなにゲームに時間をさくならゲームクリエーターになれば?
一日中ゲームしてたらいいんじゃない?
このままで夢を叶えるの?
など、ついイライラが抑えれなくなる時があります。
時間を割き、息子のことが大切だから、せっかく芽生えた夢を叶えて欲しいし、叶えれると信じてる、からこそ言ってるんだよ。とも伝えてます。
しかし、どうしても感情のコントロールが難しい時があります。(ゲームだけでなく、息子の片付けや言葉使いなども含め)
今は、もう一度時間管理をするなど一緒に考えなおすつもりですが、
感情のコントロールの良い方法があれば、よろしければ、教えて頂ければすごく嬉しいですm(_ _)m
本当にいつもまなばせてもらっています、ありがとうございます^^
LINE@では日々たくさんの悩みや相談をいただきます。
返せるときに返しているのですが
全体で共有した方がもしかしたらいろんな方のためになるかなと思い
名前などは伏せさせていただきながら、私の考えを共有します。
感情はどこから発生するの?
実は
感情は
コントロール不可能です。
えー!!!(´⊙ω⊙`)
不可能なんですか?!
じゃあどうしようも無いのですか?
はい。どうしようもありません。
それはなぜかというと
感情は思考よりも先に現れてきてしまう現象だからです。
感情というのは脳の扁桃体という場所が興奮して起きる生理現象です。
この部位は爬虫類脳と呼ばれ、生存本能を司る大事な部分です。
一方、思考は大脳新皮質というところで行います。
詳しくはこちら。
そして、この扁桃体の反応スピードは驚くほど早いのです。
例えば
あなたの手に黒いごそごそ動くゴキブリが付着していたとします。
その時、咄嗟に「ぎゃーー!!」と言って手を動かしますよね?
しかし、それはゴキブリではなく子どものイタズラ用のおもちゃで「なーんだ。おもちゃかー。」とホッとする
なんてこともありますよね?
これが感情が思考のスピードを上回っている証拠です。
「ぎゃーーー!」←感情
「なーんだ。おもちゃか」←思考
です。
つまり、お子さんがゲームばかりしているのを見たときにイライラしてしまうことはどうしようもない生理現象なので
「イライラするなんてダメだ私」
「イライラしちゃいけないイライラしちゃいけない」
「イライラは悪」
と思わないでください。
それは
「お腹がすくなんてダメだ私」
「眠くなっちゃいけない眠くなっちゃいけない」
「人を好きになるのは悪」
と思っているようなものです笑
まずは誰だってイラっとするし悲しくなるし怒れることがあるという事を認識して
「今私はイライラしている」
「今私は怒っている」
と客観的に感じられるようにしてみてください。
感情の具体的コントロール法①
思考をコントロールする
感情はコントロールできない咄嗟の現象だとご説明しました。
しかし、その感情をそのまま相手に出したり、自分に溜め込んでしまうと人間関係がうまくいかなくなったり、自分自身が辛くなってしまいますよね。
そのために変えられるポイントは「思考」です。
思考は意識の範疇にありますので
意識をすれば変えることが出来ます。
例えば
彼氏にフラれた女の人が2人いたとしましょう。
その現象は同じでも、その瞬間は落ち込んだり、彼氏にイラっとしたり、悲しい感情になるかもしれませんが
Aさんは「私なんて最低だ。私なんて誰も相手にしてくれない」と塞ぎ込んでしまった。
Bさんは「私にはあの男は釣り合わなかったわ。もっといい人が現れる前触れね」と合コンに出かけて行ってしまった。
さぁどちらがお好みですか?
同じ現象が起きたとしても
人は千差万別の思考を取るものです。
その思考を「理想の自分ならどうするか」と考えて、その思考通りの行動をしてみることが大切です。
最初は感情とチグハグかもしれませんが
行動は感情をも変える力をもっています。
その鍵となるのが「思考」です。
是非思考に意識を向けてみてください。
イライラして一番厄介なケース
一番厄介なのは「怒っている自分がさらに感情に火をつけて怒りを爆発させるケース」です。
怒りの感情や行動は
怒りの記憶と結びつきやすくなります。
最初は目の前のゲームのことをイラっとしただけなのに、それに対して怒っていると
子どもの反応が悪いことに腹を立て
「そういえば前も同じこと言ったよな?」と過去を遡り腹が立ち
「また何回言っても同じなんだろうな」と未来に対しても腹を立て
そうやってイライラの感情を引き連れたまま
そのイライラを爆発させてしまうケースがあります。
怒りは最大6秒しかもちません。
感情は一時的です。
もしイラっとしたら、そのまま子どもに伝えてしまうのではなく
冷静になり、思考が働くようになってから
戦略的に話すことも必要です。
※ここで注意です
これを読んで実践をしようとすると、最初はビックリするほどうまくいきません笑
感情が思考を支配して、ついつい分かっているけど怒ってしまったり、イライラをぶつけてしまったりしてしまうと思います。
最初はそれでよいです。
いきなり感情をうけとめ、思考を変えるなんて出来ません。
しかし、その後また思考を働かせて
「あー。いまイライラしたのをそのまま子どもにぶつけてしまったな」と考えることが大切です。
もし、子どもにイライラをぶつけてしまったら
冷静になった後に、その思考をノートに書いてみてください。
「あの時、イライラで〜と言ってしまったけれど、本当は〜と伝えたかった」
そんな風に、本当の自分の思考を見える化してみてください。
それがとてもよい訓練になります。
私自身も日々その繰り返しです。
一緒に成長していけたらと思います。
相談等ありましたら、直接メッセージか、コメントをいただけたらこのように返信させていただきます。