※これは人間関係に悩んでいる方に向かって書いているのであって、毎日学校楽しい!友達最高!と思っている人に向けて書いてはいません。今の友達関係で悩んでいる人のみブログを見てくださいね。
最近、友達関係で悩み自分の命を絶ってしまう子供があとを絶ちません。
自殺未遂を含めたら年間50万件とも言われています。
また、。厚生労働省によると15~19歳では自殺が死因の1位、10~14歳では2位です。
自殺の原因の多くは
多くは学校でのいじめや人間関係です。
それを親に言えず、先生に言えず、自分でもどうしようもなくなり
自ら命を絶ってしまう。
そういう悲しいことが絶えず起きている国がこの日本です。
世界一の長寿国と言われるこの国は世界でも有数の自殺が多い国になってしまています。教育現場で働いている私にとって、それは対岸の火事ではなく、本当に心が痛いものです。
そんな人間関係で悩んでいる方に向けて
そんな人間関係で悩んでいる子供の親御さん、先生に向けて何か伝えられたら良いなと思います。
- 学生時代の友達関係なんて99%その場かぎり
- その時代時代で友達や仲間はできる
- 学校なんて所詮、同じ学年の寄せ集め
- 大人になると「べったり関係」より「さらっと関係」が大事になる
- もし、いじめを受けたら
- 周りの大人へ
学生時代の友達関係なんて99%その場かぎり
仕事をしている大人の方に質問です。
今、小中高の友達とどれくらいの頻度で会っていますか?
多くの方は年に1回程度ではないでしょうか?
同窓会で会う程度、もしくは仲の良かった友人とたまに会う程度。
そんな方が多いと思います。
以下にアンケートの実情が物語っていますが。大人になれば
ほとんど会うことはありません。
かくいう私も、学生時代の友人とはほとんど会っていません。
「俺たちずっと親友だよな!」そんな風に語り合った友達も
「あいつなんか嫌いだわ〜」と思っていたクラスメイトとも
大人になったらほとんど会いません。
その時代時代で友達や仲間はできる
しかし、学生のうちはその40人程度の環境が全てのように錯覚してしまうことがあります。それ以外を知らないので当然ですが。
今、人間関係がうまくいっていなかったとしても
一生人間関係がうまくいかないわけではありません。
大学になったら大学の友人ができ
社会人になったら社会人での同僚や友人ができます。
無理に今の周りの人に合わせる必要はありません。
学校なんて所詮、同じ学年の寄せ集め
教員だからこそ、学校で働いているからこそあえて言います。
学校って人生という大きな視点で見ると「異質な時代」です。
同じ地域の、同じ年齢の、だいたい同じような人たちが集まる場。
そんなもの大人になったらありえません。
年齢が違う、役職が違う、立場が違う、能力が違う、境遇が違う。それらすべてが違う中で生きて行きます。
こういう学校形態になったのは戦後と産業革命が関係しているのですが
今回は長くなるので省きます。それを変えようとしている時代の流れも感じますが、まだ時間はかかるでしょう。
そんな異質な空間での人間関係で悩んで自ら命を絶つ必要はありません。
大人になると「べったり関係」より「さらっと関係」が大事になる
大人になると「同じ目標に向かって協力」することが大切になります。
たとえ意見が違ったり価値観が違ったとしても
「あいつ嫌いだからいじめようぜ」
と言ってしまっては成り立ちません。
「仲がいい人じゃないと嫌」
と言ってしまっては成り立ちません。
あなたの良さと、自分の良さを掛け合わせて手を組む
くらいの距離感で仕事をすることが大切になってきます。
学校では同じ空間で、同じような価値観の人しかいないのでどうしても「異質は排除」という風潮になりやすいのは事実です。
しかし、あなたがその輪に加わる必要はないのです。
もし、いじめを受けたら
一番は「自分の命」を大切にしてください。
当たり前のことしか言えませんが、命は何よりも大切です。
学校やめたっていいじゃないですか。
不登校になるのも手段の一つです。
今、いじめられていると
この先もずっとこれが続くと思うと辛いですよね?
そうやって思ってしまいますよね。
でも、年齢を上がればそんなことはなくなります。
今は、人と関わらなくても幸せに生きられる時代です。
オンラインで学校に通うことだってできます。
そんな一時期の人間関係だけで全てを投げ出すことは絶対にやめてほしいと思います。
家族や先生に言いにくいですよね。
特に優しい子ほど言いにくいものです。
でも、周りには「あなたを助けたい」と思っている人がたくさんいます。
あなたの「助けて」と言える勇気が、周りを動かします。
その一歩を頑張って踏み出してください。
周りの大人へ
これは、教員をしている自分自身へ向けての自戒も込めてメッセージを残します。
実は、子供殺しているのは身近な大人でもあるのです。
相談できない関係を放置してしまっていること。
子供の異変に気づかないこと。
誰かを叩く前に、罪を誰かのせいに、世間のせいに、世の中のせいにする前に、まずは自分自身を振り返る方が良いのではないでしょうか?
・あなたは、目の前の子どもの「小さなサイン」に気づくことができますか?
・気づくことができる心の余裕がありますか?
・なんでも話し合える信頼関係はありますか?
・子供の命を守る最後の砦になれる覚悟はありますか?
・大切な子供を守る決断はできますか?
・自分の保身より、子供を一番に考えられますか?
・子供を守るために自分自身をアップデートできていますか?