夏休みが明けて、子供たちが元気に登校してきました。
宿題を忘れてしまった子もいれば
宿題が適当で答えを丸写しだった子もいます。
もちろん、しっかりやってきた子もいます。
私にとって、そんなことより
まずは「全員が笑顔で登校できた」ということが一番嬉しく思っています。
やはり学校は「子供が主役」
主役がいない学校は楽しくありません。
しかし、このブログを読んでいる方の中には
「学校にいきたくない」と思っている子供がいたり
不登校傾向のお子さんをもつ保護者の方がいらっしゃるかもしれません。
私は、それは別に悪いことではないと思います。
私自身、今の学校の制度について「これがベスト」だとは思っていません。
その制度や考え方に合わない人が出てくるのは不思議ではないと思っています。
いけないのはその制度に「合わせなければダメ」「合わない子はダメな子」と思ってしまうことです。
そんな人のために書いたブログはこちらです。是非参考にしてみてください。
さて、そろそろ本題に入りますw
今日は、教師が仕事の中で一番大切にした方がいいたった一つのこと
についてブログを書こうと思います。教師の人のみではなく子供に関わる仕事の方にも共通するものがあるかもしれませんが、私の思いを書かせていただきます。
教員は忙しい
まず、最初になぜこの記事を書こうと思ったのかというところからお話させていただくと、教員は忙しいからです!
私自身、日々の仕事に終われいつのまにか本当に大切なことを見失ってしまうことがあったり、心が疲れ体に影響が出てしまうこともありました。
なので、「力を入れる仕事の優先順位」を常に考えることは非常に大切だと感じています。
以下の写真をみてください
これは
経済協力開発機構(OECD)から報告されたものです。
OECDが調査した「小・中学校教員の仕事時間」によると、中学校教員の1週間あたりの勤務時間は、
参加国平均が38時間18分(48ヶ国)
なのに対し、日本は
56時間と48カ国の中でダントツ。
また、小学校教員も、日本は54.4時間とダントツだった。
しかし、私はこの調査時間でさえ怪しいと思っています。
実際、働き方改革の名の下に「就業時間の削減」を行おうとしています。
上の方が頑張られているのは分かるのですが
例えば「定時退校日」を制定して、定時には帰る日を作る。
勤務時間調査を毎月行い、月80時間以上残業をしてしまった先生は校長面談がある。
そんなことが挙げられます。
確かに強制的に短くすれば「どうやったら効率よく仕事ができるか」を考え、時間削減につながるかもしれません。
しかし、「明日までに返したいテスト」「明日の授業で使うノート」「任されている学校の仕事」が残っているのに
定時に帰りなさいと言われたらどうなると思いますか?笑
また、80時間以上残業をした先生は、どうすると思いますか?笑
そこはご想像にお任せします笑
日本の先生が忙しい理由
なぜ、日本の教員の仕事は多いのかを先ほどの調査からみてみると、面白いことがわかります。
そ教員が「授業」に費やしている時間は
日本が→18時間
参加国平均→20時間18分
あれ?
「事務作業」に費やしている時間は
日本→5時間36分
参加国平均→2時間42分。
「課外活動(部活など)」に費やしている時間は
日本→7時間30分
参加国平均→1時間54分。
このことから分かるのは
日本の教員は事務作業や課外活動の時間が圧倒的に長いということです。
忙しい中でも大切にしたいこと
忙しいからこそ、大切にしたいことを明確にしておかないと
どんどん溜まっていくものに押しつぶされそうになってしまいます。
ビジネスマンではよく使うものですが
タスクは4つに分けると良いと言われています。
詳しいことは省きますが
この中で一番大切にしたい領域は
A
ではなく
Bです!!!
A,重要で緊急案件は、覚えていなくてもやらなければならず
自然と期日内に間に合わせようとします。
しかし
B,重要であるが緊急じゃない案件は
後回しにされることが多いのです。
一度自分の仕事をこの4つに当てはめてみると
いかに自分が目の前にあるからといってAやCに気を取られているかがわかります。
そして、教師が一番大切にした方がいい
B,重要であるが緊急じゃない案件は
目の前の子供たちのことです。
プリントの丸つけ、印刷、学年の会計、修学旅行のこと、運動会・・・
色々ありますが
一番は「目の前の子供たち」です。
私は、授業よりも学級経営や、目の前の子供との時間の方が大切だと考えています。
その学級での友達の関わりで、コミュニケーションを学び、目標達成を学び、協働を学び、認め合いを学び、高め合いを学び・・・
様々なものを学んでいきます。
これは、人それぞれ違っても良いと思います。
あなたは何を大切にしますか?