最近は、一般に「自己肯定感」という言葉を耳にするようになりました。
しかし、中には
自己肯定感ってなんとなく知ってるけど、具体的に自己肯定感って何??
自己肯定感ってどうしたら身につくの??
そんな風に考えているお母さんもいらっしゃると思います。
そこで今回は、
・自己肯定感とは何か
・勉強を使って子供の自己肯定感を高める方法
をお伝えします。
- 筆者はこんな人
- 自己肯定感とは
- 自己肯定感を高める方法①「まずは親が自己肯定感を高める」
- 勉強を使って子供の自己肯定感をあげる方法②勉強レベルを「できる」レベルまで落とす
- 勉強を使って子供の自己肯定感をあげる方法③親の言葉かけ
筆者はこんな人
現役小学校教師。担任歴5年。正規雇用3年目。
大学受験の挫折を経験し自殺未遂を行うほど自己肯定感0。
そこから一念発起し、心理学、行動科学を勉強。独自の勉強方法を試し続けた結果
2ヶ月で英語全国模試偏差値48→全国1位を達成。
自己肯定感が一気に回復!!
その自己肯定感を駆使し、大学を卒業後に1年間ボランティア世界一周の旅を経験。
教員になった後も大学や中学校でキャリア教育の講演を行ったり、週末を利用して保護者向けの教育講演会、子供向けのオンライン講演などを行っている。
自己肯定感とは
自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」と感じることです。
自己肯定感が高いと、「自分には価値がある」「自分は大切にされている」と感じているということです。
自己肯定感を支える6つの「感」
自己肯定感は一言で言っても、分かりにくいですが、実は6つの「感」によって支えられています。その6つの「感」とは
自己肯定感を高める方法①「まずは親が自己肯定感を高める」
まずはこの質問に答えてみてください。
Q,あなたは自分のことが好きですか?
Q,好きだとしたらどのくらい好きですか?
Q,好きだとしたら自分のどこが好きですか?
Q,嫌いだとしたらどのくらい嫌いですか?
Q,嫌いだとしたら嫌いな部分はどこですか?
実は、日本人で
「好きです」と即答できる人は少ないと思います。
逆に、「嫌いな部分」はいくつもスラスラ言えるのではないでしょうか?
自己肯定感は幼少期にどのように育てられたかで決まると言われています。
親が細かく子供を批判したり、けなしたり、他人と比べたりした場合は自己肯定感が低くなります。
しかし、もし自己肯定感が低くても安心してください。
自己肯定感は大人になってからでも高めることは十分に可能です。
子供の自己肯定感を高めたい場合、まずは一番近くで子供に関わる両親(特にお母さん)の自己肯定感が高いと、子供の自己肯定感をあげる大きな鍵となるのです。
勉強を使って子供の自己肯定感をあげる方法②勉強レベルを「できる」レベルまで落とす
実は、子供の自己肯定感を下げている要因の一つが「勉強」だったりします。
今の学校の制度上、一斉授業、同じレベルのテストを一斉に行います。
その中で、クラス最上位の子供は良いですが、それ以外の子供は、周りと比較をして「自分は〜よりできない」と感じてしまうのです。
また、家に帰っても「勉強しなさい」と言われ、難しい問題が多くなっても授業はそのまま進んで行き、戻ることができない。
その結果、自己肯定感が低くなる子供が生まれてしまうのです。
しかし、親子で一緒に取り組めば、自己肯定感を取り戻すことも可能になります。
もし、今の学年の勉強がわからない場合や、難しい場合は
勇気を出して、子供が「できる」「解ける」という範囲まで問題レベルを落としましょう。
どれくらいのレベルまで落とすと良いかというと、
だいたいテストをして9割正解するくらいのレベルです。
いつでも満点を取れるレベルでは自己肯定感は育ちません。
・できないことができるようになること
・それを自分も周りも認められる環境
この2つを意図的に用意してあげることが大切です。
子供が「できる」「解ける」問題レベルの見つけ方
まずは、親子で本屋に向かいましょう。
本屋で一緒にできるだけ薄くて簡単に終わりそうな参考書を見つけてください。できれば、学校に対応していて、学年別で売られているシリーズ物があると良いと思います。
今の学年のマイナス1学年、マイナス2学年くらいの参考書を一緒に選んでください。
もしご自身で選べないとお困りなら
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勉強を使って子供の自己肯定感をあげる方法③親の言葉かけ
一番重要なのは「親の言葉かけ」です。
自己肯定感が高くなるか低くなるかは、6歳ごろまでは100%周りの環境に依存しています。その後は、徐々に自分自身の言葉や気持ちに移行していきます。
しかし、まだまだ親の言葉はとても大切になってきます。
学年を下げた参考書をやるのは、実は子供のプライドに触る可能性があります。
しかし、そんな時に、子供の心を育てるのが親の言葉です。
下の学年の奴をやってるんだから、できて当然よね!
こんなのもできないの??
そんなことを言ってしまうと逆に自己肯定感を大幅に下げてしまうことになります。
自己肯定感を高める声かけ
①あなたならできる!
そんな簡単なものできるよね?
の代わりに
「あなたならできるよ。がんばって!」
「大丈夫!きっとできるよ」
と伝えてみてください。その言葉は、子供に自信を持たせることでしょう。
さらにこの言葉を繰り返すことで、子供自身も自己暗示をするようになります。
②できたね!!!
やってみてできた時、そして頑張ってやった時は「できたじゃない!!」と伝えてください。
そして、その「できたことの行動や頑張り」を具体的に伝えてあげてください。それが、子供の自己肯定感を高めることに繋がります。
いかがでしたか?
勉強を使って子供の自己肯定感をあげる方法を紹介しました。
少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
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