前回の記事で
学校ではお金について教えていない理由
について解説しました。
そして、そんな中でも、お金について伝えられる手段はないかと考え
係活動に着目して、お金について少し考える機会を儲けようとしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
今日は、子供たちに語った「お金の仕組み」についてお伝えしていこうと思います。
参考になれば幸いです。
※具体的な投資方法や株のことなどは教えていません。期待されていたらすいません。
- お金はどうやって生まれた?
- お金がもつ3つの機能
- お金を稼げるには2種類のことをした時だけ
- お金の本質から見えるお金の稼ぎ方
- 小学生でもできる、簡単な「稼げる人になる」トレーニング
- 小学校で行っているお金稼ぎゲーム
- 参考書籍
そもそもお金って何?
お金はどうやって生まれた?
そもそも、お金とはどんなもので、どんなことができるのでしょうか?
お金は、自然界に存在しているものではなく、人間が便利だから作ったものです。
起源は、はるか昔、まだ狩りをしたり、漁をしたりして過ごしていた時代です。
昔は、狩りをする人の家には「肉」ばかりがあった。
漁をする人の家には「魚」ばかりがあった。
狩人は「なんか魚食べたいな〜」
と思ったら、漁師の元に行き
狩「その魚、俺の肉と交換してくれ」
とお願いするわけです。
漁師の家も魚ばかりあるわけですから
漁「いいよ。交換しよう」
となって、お互いの品物と品物を交換していました。
これがいわゆる「物々交換」です。
これをすることで、お互い幸せに暮らしていました。
しかし、問題が起きます!
なんと
肉も魚も腐る
持ち運びが不便
物の大きさや鮮度などにより、交換するものが変わる
そこで、人々は考え
「貝がら」「塩」「米」など価値が下がりにくく、腐りにくいものにまずは肉や魚を変え、そこから欲しい時に違うものと交換するようになりました。
それを「物品交換」と言います。
しかし、さらに問題が起きます!!
物品交換の場合
「貝」「塩」「米」などは
自分で作ったり見つけてくることが可能だった
ので
錬金術を行う人が多数登場していったのですww
(漁や狩りをするより、貝を見つけた方が早くね?)って気付いちゃったわけです。
そこでようやく
どんな条件でも同じ価値をもつ「通貨」を作り
貨幣制度がスタートしました。
お金がもつ3つの機能
お金には3つの機能が備わっています。
それが
①交換機能
②保存機能
③ものさし機能
です。
お金の役割①交換機能
お金を使うことで、お金をモノやサービスに交換したり
それらの価値に対して報酬を支払ったりすることができます。
これが一番身近に感じられる機能だと思います。
お金があれば、肉、魚、野菜を買えたり
美容院や病院、遊園地などにも行けます。
だからこそ、生活を豊かにするためにお金は必要になります。
お金の役割②保存機能
お金は肉や野菜、魚などと違って
腐りません。
つまり、いくら手元に持っていても邪魔になりにくく
価値が下がりにくい特徴があります。
(※下がりにくいというのは、また後ほど説明します)
お金の役割③ものさし機能
お金はモノの価値を同じ尺度で測ることができるので、取引が簡単になります。
例えば、
お肉が100g100円
お魚が500g100円
だとすると、お肉の方が価値が高いよね。とすぐに判断できるわけです。
お金を稼げるには2種類のことをした時だけ
実は、お金を稼げるのはたった2種類のことをした時だけなんです。
それが
①人に喜びを与えた時
②人の苦痛を取り除いた時
お金は、この2種類でしか発生しません。
なぜかというと、お金を使っているのも、お金を欲しているのも「人」だからです。
例えば、レストランは
「美味しい〜〜〜〜!」という喜びを与えていたり
「家でもたべれるけど、料理をしたくない」という人の苦痛を取り除いたりしていますよね。
じゃあ投資などは?
と考える人がいるかもしれませんが、これも例外なく2種類に分けられます。
投資というのは、株式だろうと、不動産だろうと、投資をした先には
必ず人がいます。
その人たちが喜べばお金は手に入りますし
その人たちに何も喜びも与えず、苦痛も取り除かなかったら
お金は手元にやって来ません。
お金の本質から見えるお金の稼ぎ方
お金が発生する条件を理解すると
どうやったらお金が稼げるかがわかります。
お金は以下の方程式によって成り立つと言われています。
あなたが得るお金=喜ぶ人の数×質
サッカー選手や野球選手がなぜあれだけ年俸が高いのか。
それは、プレーを見て喜ぶ人の量がハンパない×見て感動をもらえる質が高い
からです。
医者の給料が高いのは
人の苦痛を取り除く質が圧倒的
だからです。
TOPユーチューバーの年収が億を超えるのは
それを見て喜ぶ人が圧倒的に多い
からです。
つまり、お金をたくさん得たかったら
「たくさんの人を喜ばせる」
「たくさんの人の苦痛をとる」
「質の高い喜びを提供する」
「より強い苦痛を解消する」
ことです。
つまり・・・
相手のことを考えられる人がお金を稼げる
ということです。
小学生でもできる、簡単な「稼げる人になる」トレーニング
実は、本当にお金を稼がなくても
お金持ちになるトレーニングができるのです。
(実際稼ぎながらやるのが一番ですが・・・)
それは
「1日の『ありがとう』と言われる数を増やすこと」です。
お金の本質とは「周りの人が喜ぶこと」「周りの人の苦痛を取り除くこと」にあります。
つまり、周りの人から感謝されるようになればなるほど
お金を稼げる体質になれるということです。
周りの人がどんなことを喜び
何を求めているのかが分かること
それは、とても大切な感覚なのではないでしょうか。
小学校で行っているお金稼ぎゲーム
今、私の学級で行っているのは
係活動の会社化です。
「学級代表」「学習係」「配り係」「給食係」・・・
それぞれが自分たちのネーミングで会社を作っています。
そして、上のような話をした後
「どんなことをすれば、クラスのみんなを喜ばせることがでるか」
「どんなことをすれば、クラスの苦痛を取り除くことができるか」
を考え、そのプロジェクトを実行します。
他の会社にバイトをしに行くのも可。
新しい会社を立ち上げて、副業をするのも可。
週末に、どれぐらいクラスがハッピーになったかの査定を行い
会社に私がクラス通貨を渡します。
(本当はそのサービスに対して会社が値段を決めて、自分たちで経済を回せたらとってもいいのでしょうが、システムが複雑になると授業にも支障が出るので徐々にやっていこうと思います)
そうやって会社を大きくして行くゲームを進行中です。
昨年度の係会社の様子はこちらから
参考書籍
子供達に伝えるために参考にした書籍はこちら。
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ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫) 新品価格 |
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大人が読んでもかなり実りある書籍ばかりです。
ぜひ大人こそ読んでほしいと思います。