皆さんもご存知の通り
新型コロナウイルスの影響により
2月2日(月曜日)から休校となっています。
悔しさがたくさん残りながらも、できることを精一杯やって、お別れした
最後の1日を詳しく書いたブログはこちらです。
このブログを書いてから
「大変だね。でも、先生も休みなんでしょ?」
「学校の先生は何するの?暇?」
と言うメッセージをちょくちょくいただきますので
そのお話も含めてお伝えできたらなと思います。
先生も学校休みなの?
その答えは「NO」です。
当たり前といえば当たり前なのですが、
休校になったからと言って教員が休みになることはありません。
これは、台風などの休校や、
インフルエンザの流行による学級閉鎖や学校閉鎖の時も同じで、
子供たちが休みになっても、教員が休みになるわけではないのです。
ただでさえ混乱しているこのコロナウイルスによる休校。
安倍総理の一声で休校になり
県から共働きの子供のために、自主登校を求められれば、
自主登校できるように対応して行く。
学校への問い合わせもあります。
柔軟に対応できるように体制を取っているというところでしょうか。
この休校の間、先生は何してるの?
「でも、子供がいなければ、待機しているだけで仕事はないの?」
と思われる方も多いことでしょう。
そんなことありません。
もともと、教員の仕事の半分以上は、子供がいない時に行われるものです。
社会からは見えない仕事も多いのです。
正直にお話すると
コロナウイルス休校に対しての対応はどうなっているのか、どうして行くのかは詳しく言えません。
なぜかというと
今行なっていることが、流動的に変わっているからです。
家庭訪問をするのか、電話で様子を伺うのか、自主登校をどう認めて行くのか、対応はどうするのか・・・・
そのような対応が毎日毎日変化しています。
そりゃそうです。こんな対応、前例がないのですから。
1度決定したことだとしても、柔軟に対応していかなければ
子供の安全を守ることができません。
ぜひ、これをご覧になっている方は
学校などの対応がコロコロ変わったとしても
ぜひ温かい目で見守っていただけたらと思います。
じゃあ、今、先生は何してるの?
お伝えできる範囲でお話をすると
休校になっても、やるべき変わらない仕事を今の所は淡々とこなしています。
例えば成績処理。
休校になったからと言って、通信簿(通知表、あゆみ)は子供に渡さなければなりません。
学年末の成績は、1年間を通しての成績になります。
一人一人の成績を、今までのデータをもとにつけていき、所見を書いています。
他にも、学校の美化、教室の片付け等。
会計や、書類処理などの事務作業。
今日は、来るべき日のために
卒業式をぶっつけで行うための段取りと
座席や会場の配置をあ〜でもない、こ〜でもないと考え、会議をしていました。
そんなことを毎日やっています。
卒業式はどうなるの?
私は、卒業担任でもありますので、非常に気になるところです。
私の市町では、卒業式は短縮&規模縮小&体制をしっかりして行う方向で動いていますので、最後に子供に会える可能性はあります。
(しかし、これも仮の決定です。対応が変わる可能性も十分にあります)
それぞれの県や市町で対応が変わるところだと思います。
やはり、子供の「身の安全」が最優先されるべきだと思います。
教員の本音と心境
ここからは、私個人の心境だと思ってお読みください。
全ての教員が同じ考えをしているわけではありません。
まず、子供と会えないことが一番の苦痛です。
それは致し方ないことだとは思って諦めていますが、子供と関わりたくて
教員になった私にとって
子供のいない学校に行くことは、苦痛です。
子供がいる上でのトラブルや悩みは、ある程度乗り越えられますが
「今日も学校に行っても子供はいない。」と分かっていて学校に行くのは
やはり苦痛です。
確かに帰宅する時間は早まり、定時に帰れることが多くなりました。
しかし、1日が長い・・・
事務職員の方やOLの方、パソコンを1日中やられる方
本当に尊敬いたします。
あれこれ文句は言うけれど・・・
インターネットの中では
今回のコロナウイルスの対応に関して、様々な誹謗中傷がなされています。
安倍やめろだの、能無しだの
しかし
私は思うわけです。
あんた、じゃあ代わりにやったら?
(口が悪いですね。すいません)
文句だけ言って、自分はトイレットペーパー買いに走っている人
たくさんいませんか?
そんな文句をフェイスブックやツイッターに上げている暇があったら
もっとできることあると思うんです。
そして、文句を言っている人ほど何もしていない。
その批判だけしている大人の姿を子供が見ているのです。
その姿を見て、子供は真似をし、育つのです。
多分、政府の上層部は不眠不休の対策に追われていることでしょう。
それを選んだのは、我々大人なのですから、選んだからには批判ばかりしてないで、自分のできることを考えて、具体的に行動して行くことが大切だと思います。
批判や暴言なんて猿でもできます。
今こそ、大人が子供の手本となるべきなのではないでしょうか?
この局面を、どうやって乗り越えて行くのかを見せるべきなのではないでしょうか?
じゃあハッピー黒板先生はどうなん?
じゃあ、お前はどうなんだ?と言われそうなので
私自身も、こうやってブログに書くからには、動いていないとお話になりません。
現在は、外に出たくない人が多いので、オンラインに力を入れて情報を発信しています。
YouTubeでは、書籍、論文などから最新の知識と、自分の経験を発信し、
男の子の正しい叱り方〜男性脳と女性脳の理解と男女の性格の違いを理解しよう〜
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