いよいよ明日から私の地域は学校が開始されます。
しかし、刻一刻と情勢が変化しているのが現状で
このブログを書いている今まさにこの時にも、休校延長を発表している自治体もあります。
今現在の情報でいうと、私の勤務する市町では休校は発表されておりません。
そんな今の学校の実情と、現役教師一個人の思いを書き綴ろうと思います。
学校再開の心境
正直・・・複雑です。
子どもと会えることのワクワク感も大いにあるのですが
子どもの安全を守り切れるのかという責任感の大きさと
学校を再開したとしても、コロナウイルス対策としてとるべきことが多くて、授業にならないかもしれないという心配です。(これに関しては、あとで書かせていただきます。)
3月初旬。総理が一斉休校を要請してから、確実にコロナウイルス(VOVID19)の猛威は広がっています。
その中での学校再開の判断は果たして正しいのか?
そう思うことも多々あります。
学校の対策は?安全?それとも?
県や市が「学校を再開する」と言っている以上、私たち教員はそれに従い準備を進める以外にありません。
※もちろん「学校に来ないで」とも「積極的に学校に来なさい」とも言えません。それが言えないのは、心苦しいです。(その辺は内緒ですよ)
そして、「学校を再開する」と言っている以上、学校に来てくれる子どもたちが、できるだけ安全に、できるだけ楽しくできるように考えることしかできません。
対策として、市から出されている「やらなければいけないこと、やってはいけないこと」を一部紹介いたします。
・子ども、教員の毎朝の検温
・マスクの必須
・登校後すぐの手洗いの徹底
・朝の会後に全員の手洗いの徹底
・話し合い活動を行わない
・一斉に発声することは行わない(一斉に挨拶や、音読、合唱など)
・接触を伴う活動を行わない(鬼ごっこなどの手が触れるもの)
・給食時は、教員が監督の元手洗い&消毒
・座席の間隔を一定距離空ける
・お昼の健康観察
・休み時間は窓全開&扇風機で換気
まだまだありますが、大まかにはこのような感じです。
学校はできる限りの対策をして子どもを迎え入れようとしていることは間違いありません。
しかし、それで絶対感染しないかと言えば・・・
分りません!!
これらの対策が
「足りない!」
という人もいると思います。
そもそも、3密がどうしても発生してしまう学校という空間。
その中で頑張って頑張っての対策だということを理解して欲しいと思います。
正直・・・これだけやると、授業は難しい
これ・・・授業できるの?
というのが正直な気持ちです。
ちなみに、日本の教育の指針となる「学習指導要領」には
主体的で対話的で深い学びを目指せ
と言われています。
しかし、コロナウイルスの影響により
「対話はするな」と言われているんです。
(もちろん、対話的とは、会話をすることだけではないですが、重要な要素を含んでいます)
ペア学習やグループ学習ができない授業。
それ・・・
映像授業でよくない???
と思ってしまってしまいますよね。
しかしできることもある
しかし、不謹慎ながら、「やってやるぞ」と思う自分もいます。
もちろん家にいて、静かにしていることが一番安全です。
さらに、学校はリスクが上がることだって百も承知です。
大きな声では言えませんが
休んだって全然いいと思います。
家で子どもが勉強できたり、家にいてもストレスはあまり溜まっていないという子
子供が家にいても仕事が回るのであれば休むのがベストかもしれません。
ただ、これだけ縛りがある中、制限がこれだけついている中
学校を再開すると言われている中
教員としてできることはなんだ??
じゃあ、この中で子どもを幸せに一番近いことは何ができる?
そう考えて、最善を尽くして行動することが必要な気がしています。
安全を確保しつつ、子どもに学びを提供しつつ、最高の思い出を作る。
もちろん、分かっています。
このコロナは、身の安全が優先。
それを第一に思っていただけたらと思います。